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October 25, 2007
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大聖堂.JPG

いよいよ、大聖堂です!独特の形のクーポラは残念ながら工事中でしたが、ようやくたどり着きました♪
王宮群や、数あるムーゼオ(博物館)に比べると、立地的にもちょっと奥まったところにあって外観も私が想像していたよりもずっとシンプルでした。
イタリアの都市の殆どが、町の中心に大聖堂や教会があるのに、トリノの大聖堂は少し離れたところにあるのですね。

・・・そんなトリノの大聖堂ですが、やはりトリノを訪れる人々にとっては「行きたい場所」のナンバーワンなんですね。
今回私もそうだったのですが、なんといってもこの大聖堂にはあの、「聖骸布」が納められているからなのです。

十字架にかけられたイエス・キリストの体を包んで埋葬したとされる布で、キリストの復活の際、後に残った埋葬布に死せる姿がくっきりと写しとられていた、というモノ。

その真偽のほどは、聖骸布が発見された当初から問題になっていて、近年科学的な調査をしたところ、布が織られた年代がどうさかのぼっても13世紀以前にはならない、という衝撃的な結果も発表され、バチカンでさえ正式な聖遺物としては認めていないとか。
・・・ただ、その後の再調査では前回調べた部分は中世に補修した際の「つぎはぎ」部分であり、そのほかの部分はやはり、1世紀前後のものだと立証されたとか、されないとか。。。



そして、そんな聖遺物を納めている大聖堂ですから、どんなに立派なところだろう、とも想像していたのでした。

実際のドゥオモは外観もそうですが、一歩中に入るとあまりのシンプルさに拍子抜けしたような気分でした(笑)。 白い壁が入り口から祭壇まで続き、連続したアーチの、高い天井まで真っ白な空間。 もちろん、左右にはカペッラ、と呼ばれる小さな礼拝堂があって、それぞれ絵画であったり、彫刻であったり、飾られているのですが、その中心をなす大聖堂の内部がこんなにもシンプルだったことにまず、驚いてしまったのでした。

聖骸布は、入り口を入るとすぐ、左手にレプリカが展示されています。幅1.10メートル、長さは4.36メートルで、頭頂部で二つ折りにして、体全体を包んだとされています。

なんといってもこの「聖骸布」に対面したかった私ですが、なぜかスグにソチラにいく気分にはなれずに、まずはまっすぐに進んで、この大聖堂の中をゆっくりと周ることにしました。

入って左手に聖骸布があるので、私は右手のカペッラから順番に見ながら奥へすすんで行きました。 中央の祭壇まできて、ふと左手をみると、サヴォイア家の王族たちが座ったとされる席の下に、レプリカではない、本物の聖骸布が納められている場所がありました。実際に見ることができるのは4半世紀ごと。次回は2025年です。
ガラス越しに真紅のビロードで飾られた祭壇があり、そこにはいばらの枝が置いてあり、その上に、聖骸布の、イエス様のお顔の部分の写真のネガがありました。
聖骸布は、死せるキリストの上から覆った布ですから、実際に残っているお顔は写真のネガフィルムのように、突出している部分が黒く、くぼんだところが白っぽくなっているので、聖骸布を写真に撮ったときのネガの状態にすることによって、よりはっきりと、お顔や姿が浮かび上がってみえるのですね。

いままでももちろん、インターネット上などで聖骸布について読んだり、写真を見たりしていた私ですが、この大聖堂の中で、実際に自分の目で見るのはやっぱり違いました。

なにが、と説明できるなら簡単なんですが、今でもあの気持ちはうまく表現できません。
偽者だ、本物だ、なんていうコトではなくって、なにかもっと厳かで、静かなのに暖かいモノが、そこから発せられているような感じがするのです。
多分、何世紀にもわたってこの布に向けられた「信仰の心」が、見えない粒子のように、今度は私たちに向かって発せられているのかもしれない、と思いました。


・・・日本語は無かったので、私はイタリア語のお祈りを、声には出さずに唇を動かして読んでみました。つっかえつっかえ、読んでいるうちになんだか胸が熱くなってきて、思わず泣けてしまったのでした。 ・・・でもね、ふとみたら、私の周りにいた観光客の人たちも、みんな泣いてるの(笑)

・・なんだか不思議な体験でした。
その後、レプリカの聖骸布の全体像を、ガイドさんの説明を聞きながら見せてもらって、大聖堂の見学は終了~。

私はというと、しばしボウ~~~っと、外の階段に座り込んでいたのでした(笑)
こんな状態ですから、いつもの「カメラ小僧」な私はドコへやら、大聖堂の写真は上の、外観のみなのです。。。ぽっ


ここに来るまでは、どうも落ち着かなかったのですが、さあ、いよいよ食べ歩きするぞ!って(・・・結局、食い気です・・・笑)
明日からはまた、甘~いモノのお話です♪



O PADRE

Che ci hai redenti con la passione dolorosa
e la risurrezione gloriosa del tuo Figlio, Gesu' Cristo,
concedi a noi di meditare questi santi misteri alla luce della parola
e con l'aiuto della Santa Sindone affinche',
dopo aver venerato sulla terra l'immagine di Gesu sofferente,
possiamo contemplare in ciero il suo volto risorto e sprendente di gloria.
Egli e Dio e vive e regna con te, nell'unita dello Spirito Santo
per tutti i secoli dei secoli.
Amen.






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Last updated  October 26, 2007 12:21:34 AM コメント(4) | コメントを書く
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