LavenderFaction

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February 25, 2004
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今日は喫茶店で「金原ひとみ」の「蛇とピアス」を読みました。


主人公「ルイ」はクラブで知り合った「アマ」のスピリットタン(蛇状に割れた舌・身体改造)に魅了される。
アマの紹介による刺青師「シバ」の手によって舌ピアス、タトゥーと次々に身体を改造していくルイ。
自分でも理解出来ない身体改造に惹かれる理由を知りたくてスピリットタンへとひた走っていく。

物語には全体に悲壮感が付きまといます。
確実に破滅へと向かっていく感覚。痛々しく暗いです。
その分、読中のドキドキ感は強くアマが引き起こした事件に後半の急激な展開が絡み合い小説として楽しく読めました。
又、暗い展開の中でもアマの「無邪気な明るさ」は唯一の救いです。


俺には痛すぎて絶対耐えられそうにない。無理!

登場人物を3人に限定して物語を展開させる事で閉塞感と破滅に向かっていく感覚がより強調されている気がします。
一方で社会や常識の象徴として「ルイ」の両親などを登場させて考え方の違いや隔絶感を表現させても面白かったかもしれないなーと思いました。
それから冒頭でアマのスピリットタンが印象的に使われていたのにその後ほとんど記述が無いのが少し寂しかったです。

文章はさらっとして読みやすく最後までスーッと読めました。
でも全体的に作者の意思が投影され過ぎてる感じもします。
ちなみに1回読んだ後、感想を書く為にもう1回読みました。

個人的には「蹴りたい背中」の方が好みです。





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Last updated  March 4, 2004 09:58:39 PM
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