LavenderFaction

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March 25, 2004
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映画感想「氷海の伝説」

三軒茶屋の映画館で観ました。
お客さんは20人くらい。
事前知識はゼロです。

イヌイットに代々伝わる伝説を映画化した作品。
おそらく退屈なドキュメンタリー映画なんだろうと思ったら愛憎劇満載のものすごいドラマティックな映画だった。
監督を始めスタッフのほとんどイヌイットで世界初のイヌイットによるイヌイットの長編映画との事。
それだけにあまり知られないイヌイットの文化や思想などがものすごくリアルに描かれていて興味深い。

出演者もほとんどが演技経験の無い現地人らしいが生々しいほど迫力の演技を見せつける。

イヌイットの独特の世界観や宗教観も理解するまでにも少し時間が掛かる。
たっぷりと時間を掛けたシーンが冗長に感じる事もある。

しかし壮大な大自然の映像美とドラマティックなストーリー展開に徐々に引き込まれていく感覚。
極寒の中を身を寄せ合う様に生きるイヌイット達の人間臭い嫉妬や恋愛や争いが逆に微笑ましい。
今まで見た事もないジャンルの映画なので展開や結末が読めないのも楽しい。

個人的に一番の見所は寝込みを襲われた主人公が全裸で逃げまくるシーン。
美しい大自然の中を主人公が全裸で疾走する様子はどこかユーモラス。
しかし隠れる場所も無い見渡す限り氷上の世界を防寒服も身に付けずに走る様子は刹那的でもある。

厳しい自然の中をたくましく生きるイヌイットの姿が素晴らしい。
極寒の冬の後に訪れる夏のシーンも青々とした大地に平和が満開って感じで爽やかだ。

イヌイットの事がよく分かってイヌイットの事を好きになれる映画。

あいのりの浅ちゃんの方が似てるかも。





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Last updated  April 7, 2004 10:00:38 AM
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