仏ふつキール・ロワイヤル

定期健診




定期健診


毎月1回、婦人科医のところに通った。

初診から、臨月の最後の健診まで、ずーっと月1回である。

これは同時に義務であり、ちゃんと受けないと、費用補助などが
受けれないらしい。


日本では、妊娠後期(8ヶ月~)は、月2回、臨月に入ると毎週健診が
あると聞いていたので、これはけっこうショックだった。


とくに臨月は、不安でしかたない。

日本では毎週チェックするということは、それだけ注意して観察する必要の
ある時期ということではないのか?

私も臨月の初めのころに診察を受けたのが、最後の健診になった。

次に病院にいったのは、(予定日を過ぎていたにもかかわらず)産むときだった。


健診時は、毎回超音波検査をうけた。

妊婦の一番のたのしみは、これである。

ほんとなら、あの機械を家にもって帰って、毎日見ていたいところだ。

私の担当医は、クールなカンジの医者だった。

超音波写真も、こちらがリクエストしないとくれなかった。

もちろん毎回リクエストしていたが、

「う~ん、今日の写真はいまいち角度がねぇ・・見栄えよくないよ、それでもいるの?」

と、毎回言われた。

アイドルの生写真じゃないんだから、角度や見栄えはどうでもいい。

我が子の、その月齢での、写真を手にして、次の健診までながめていたいだけなのだ。


この婦人科医は、非常に気分屋であった。

フランス人の気分屋にはだいぶ慣れてはいたが、それでも医者がはげしく気分屋
というのは、とても憂鬱だった。

一度、婦人科を変えたいと、義母に相談したことがあった。

「あの婦人科医は、なんだかクールで気分屋で、自分にあわない」

と訴えたら、次の健診時、義母が付き添ってきてくれた。そのときに限って、
めちゃめちゃご機嫌で、べらべらしゃべりまくり。

「カンジのいい先生じゃない、わざわざ今更変えることないわよ~」

と言われてしまったので、結局最後までその婦人科医だったが。

フランスでは医者はたいてい完全予約制で、妊娠がわかってすぐに医者に行きたくても、
予約でいっぱいだから、1ヵ月後などといわれることは、ざらである。

私の場合、もうすぐ4ヶ月になるところで初診だったので、急いでいて、
予約に空きのあったのがその婦人科しかなかったので選択の余地はなかった。

婦人科医選びは、まわりの評判もよく聞いて、慎重にえらんだほうがいい。

途中変更はなかなかめんどうだし。


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