2010.04.04
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コンクールの前日は雨・・・。

雨の中、渋る姪っ子を近所のパワースポットに連れ出す。

天と大地からパワーを分けていただく。


前日の晩、差し入れるパンやパウンドケーキを焼き一つずつそれをラッピング。

コンクールは長時間行われるので小腹を満たすのにちょっとつまめるものを

焼いて毎年持っていく。姪っ子の為に私がしてあげられるのは

これくらいしか思いつかないので。


さてコンクール当日もあいにくの空模様。

姪っ子は前半に演奏。

私は極度の緊張で手のひらが冷たくなり居ても立ってもいられない心境に。

姪っ子の演奏が静かに滑り出す。

いきなり左の音が降りてこず音がとんだ。

あらら・・・

心配だった一箇所目、右のアルペジオが濁る。

はぁ~。

中盤、左の低音がありえない音を叩く。

目立つ・・・><

二箇所目の苦手とするところ...なんとか切り抜ける。

なんとか演奏終了。出来は60点くらいでベストな演奏とは言い難い。

本人が一番それを分かっていて自分の演奏が終了した後は落胆した様子で

ロビーのベンチに腰掛け、ヘッドフォンでずっと音楽を聴いていた。

姪っ子が演奏した後 他の子の演奏が皆、上手に聴こえる。

(実際、上手い子が多い。)

後半の部でピアニストがコンサートで弾くような難曲を弾いた子が居た。

素晴らしい演奏で皆が静まり返った。

「この子が一番だな・・・。」と思った。


全員の演奏が終了し結果発表。

正直、私は入賞も無理と思っていた。

見に来てくれていた彼が「俺は上位3本の指に入っていたと思うけどな。」

と言ってくれたがその言葉も私には虚しく響いた。

下の賞から名前が読み上げられ受賞した子はステージへと向かう。

何人かの名前が読み上げられるがそこに姪っ子の名前はない。

あの演奏内容で上位に残るわけがない。姉も私も本人もそう思った。

上位入賞者の発表を前にその場に居ることに耐えられなくなった姪っ子が

会場を出ようとしたその時、驚くべきことに姪っ子の名前が呼ばれた!

あの難曲を弾きこなした子と同じ賞を受賞したのだ。

ビックリしたような表情を浮かべステージへと向かう姪っ子。

審査員の先生より賞状と記念品を手渡される。

私も姉も心の糸がプッツリと切れ涙が溢れ出す。

戻ってきた姪っ子を抱きしめて私は泣いた。

緊張から解き放たれた安堵の涙・・・嬉しいのも勿論あるけれど

涙が溢れてきて仕方なかった。

姪っ子は泣いてなかったけど。(笑)


講評を見るとそこには審査員の先生の走り書きで

「美しいノクターンでした。ブラボー!」とあった。

それを読んでまた泣けてくる。

ミスはあったけれど先生方は姪の表現力、音楽性を評価してくれたんだなと。

姪の先生も見に来てくださっていて

「おめでとう。私は賞を確信していましたよ。」とおっしゃった。

客観的に演奏を聴けなかったのは姉と私だけだったらしい。

姪っ子に思いがけない素敵なプレゼントをもらった。

それは決してお金では買えない。姪っ子に「ありがとう」と言いたい。

そこまで姪を導いてくれた先生にも心から感謝している。

とても素晴らしい一日だった。







bouquet-5.jpg



最近、ピアノから遠ざかっていたけれど私も練習を再開することにした。

フォーレの 「シシリエンヌ」

この曲、大好き。

難しくない曲だけれど綺麗に弾けるように頑張ります。







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Last updated  2010.04.04 05:57:31
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