2013.05.19
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たまにふらりと立ち寄っていかれる男性がいた。

としは60くらいかな。眼光鋭く・・・一見してタダモノではない感じ。

一番最初に店にきたとき

「龍のモチーフで5本爪のやつを探してるんだけど何かない?」

と言って入ってこられた。

(そもそもこんな変わったモチーフを探し求めていること自体、タダモノではございませんな~。笑)

彼も龍が好きなので龍を模った硯とか置物など

私的なコレクションも含めて何点かお見せしたがもちろん、

5本爪の龍なんて扱いがないのでお断りをしたら

水晶のクラスターなど何点か別のものを買っていかれた。


2度目に来ていただいたとき、

その男性は私の顔をマジマジとみつめて言った。


「あなたさ、どうしてこんなところに居るの?

勿体無いじゃない。もっと街中でお店開いたら?

ここは辺鄙だし集客は難しいでしょ。」


どうやら私がオーナーと思われていたみたいで。

そして続けて言われた。


「・・・・あなたさ、占いとか興味ない?

すごく向いていると思うよ。占い師ってさ・・・あんまり若いのは

ダメなんだよ。あなたは年齢的にも落ち着いてるし

なんていってもね、あなた雰囲気(??)があるから。

絶対、食っていけるっていうか売れっ子になると思うけどな。」


私「いやいや・・・私、そんな占いをやるような特別な能力

なんてありませんし。凡人にそんなの無理ですよ!^^;」




「占いってね、勉強なんだよ。だから特別な能力云々は

必要ないの。実はさ、俺も占い師やってたんだよ。

お客さんも結構、多かったんだ。正直、それだけで食ってけるくらいね。」


「・・・・でもさ。お客さんを占うじゃない?そしてお客さんに

アドバイスするじゃん?そしたらさ。お客さん皆泣き出しちゃう訳よ。

占いって色々悩みを抱えた人がくるじゃない。だからこっちも親身になって

全力なんだけどさ。俺・・・泣いている人からお金をもらうのが

気の毒になってきちゃってさ。

泣いてる人からはお金、貰えないもん。だから占いは止めたんだ」


あー・・・その気持ち、とってもよく分かるな。

私もきっとそうなる。第一、自身のメンタルが強くないのに人様の

悩みを一緒に背負うなんて無理無理!!


そのお客さんと話していたら少し遅れて彼が店に入ってきた。

「あなたがオーナー??彼女さ、占い師に向いているって

話で盛り上がってるんだよ。」

彼 (元嫁占い師) は苦笑しつつも再び占いの話で盛り上がる。

盛り上がりついでに彼と私のことを占ってもらった。

8割がた、当たっていた。私の体の不調もピタリと当てられた。

どっちの肩がひどく凝っているとか明細なことも。


最後のご挨拶が出来ないままだったのが心残り。

今頃どうしてあるだろうか?






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Last updated  2013.05.20 01:33:31
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