諸々の手続きで、叔母のホームへと行った。
叔母は余命宣告をされた訳でもない。
(高齢で乳癌の再手術が出来なくて、
もう、そう長くはないのは確かだけれど)
叔母は結局、施設でも持て余されて、往診に来ている
ドクターと施設の経営者との間で、ホスピスに回そう、
という話になったように思う。
施設退所、ホスピスへ...又もや煩雑な手続きがある。
目が見えないので全て周囲がするしかない。
この暑い中、しんどくてやってられない。
私自身の電池が消耗しているので、
正直、人のことどころではないのだが
猶予がないので仕方ない。気持ちは沈んでいき、
いやいや、私も元気じゃないんだけど?と言いたくなる。
叔母の入所している施設の近くに知人がいる。
脊髄の手術がうまくいかずに、障害が出てしまい
今はひっそりと自宅療養している。
車も運転出来なくなり、仕事も辞めざるを得なくなった。
生活が一変し、その知人の奥さん、お嬢さん、共に大変な
苦労をしている。
とても正直に生きているご夫婦で、仕事以上に
私たちは心の繋がりがあった。
私がお金持ちだったらな・・・と心から思う。
道すがらお宅へ立ち寄ったのだけれど知人のあまりの
変わりように驚いて言葉もなかった。
うだるような暑さで、薄手の短パンをはいておられたのだが、
紙オムツを着けているのが見てとれて私は・・・
瞬時にどう表情を作ったらいいのか困惑した。
もう、会うのも最後のような・・・不謹慎だけれど
そういう気がしてしまった。
そこに希望は無く、
何のために明日はあるのか?
重い荷物を背負って家路についた。
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