若い男性に声を掛けられた。
街で声を掛けられるというのは碌なことがないものだが、
悲しいかな日本人は「すみません・・・」と声を掛けられると
反射的に「はい?」と反応してしまうものだ。
声を掛けられ、相手を素早く観察すると上質なものを着こなした
30近い男性だった。
「あのぅ~わたし・・朝、家を出るとき~
財布忘れた~・・・。あのそれで・・・
100円ください。」
はぁ??
何かどうやらチャイニーズみたいだ。
つーか何で知らないあんたに100円をくれてやらねばならんのだ?
「貸してください」と言ったか「ください」と言ったかちょっと記憶が
あやふやなのだが絶対に「嘘やな」と思ったので
「じゃ、交番に行って貸してもらいなさいよ。
事情を話したら貸してくれると思うわよ?」と私は言った。
「あのー。
警察行ったらお金、貸してくれるんですか?
この辺にこうばんありますか?」
私は徒歩3分圏内に交番があることを知っていたが、
どうも胡散臭い外国人を道案内する気にもならずに
「あなたはスマホ持ってるでしょ?」と尋ねた。
「はい~もてます。」と相手がスマホを鞄から取り出してきた。
「じゃぁ最寄りの交番をそれで調べて、交番に行って頂戴ね!」
私がそう言い放つと、相手は「分かりました。」と交番の方向へ
向かって歩いていった。あの若者は毎日、ああいうことをやって
小銭を稼いで生活しているのかな?
こんなに寒いのに効率悪いことやってないで働いて頂戴。
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