経歴が面白い人で、例えていうなら松本清張のような人生を
歩んでこられた方。
あるときは漁船に乗り、気ままな漁師生活。
あるときは精神世界を学ぶためにインドで数年修行をする。
あるときは山にこもり、木こり生活を送る。
飽きたら、離島に移り住んで自然と共生する。
離島生活ももう飽きたかな、ていうので彼の住んでいる集落へ
移り住んできた。
学歴がどうかは知らないが、とにかく博学で何でも出来るし知っている。
そしてかなりの歴史通。。。
インドへの造詣がことのほか深い。
木こりの生活も長かったため、木を切るなんて朝飯前。
彼の家の周りにある伸びきった杉の木を切ってくれ、
周囲を整地してくれたり、日曜大工を手伝ってくれたりと本当に
良くしてくださる。これらのことを全てプロに頼んだとしたら、
本当に何十万とかかってしまうところを全て無償でやってくれたとのこと。
彼は本当にJさんに感謝して気持ちだけお金を包んだらしいが、
「そんなつもりでやっていないので、要らない」とキッパリ拒絶されたらしい。
そしてJさんは彼と大工が建てた手作り感満載の山小屋に
鋭い視線を走らせ..
「・・・・・・。この家は建て方がつまらんな。
そして方位が悪い。これじゃ日当たりが悪すぎる。」
とつぶやいたそうだ。
彼と大工、撃沈。
Jさんはあるものを製作しておられるのだが
あるとき注文が殺到して、すべての注文をキャンセルしたのだとか。
時間に追われて商品を製作するのが苦痛になり、
製作することが楽しくなくなったからだそう。^^;
そうして今は生活に困らないだけの注文を受け、ひっそり生活している。
必要以上のお金は要らない、好きなことをやってのんびり暮らしたいと。
今は自分の仕事の他に廃校になった学校を別の目的に使ってもらうために
ボランティアで参加したり、無償で自分の技術を若い人に教えたり・・
心豊かな生活を送っていらっしゃる。
「お金を持って死ねる訳じゃなし、好きなことやって食っていけりゃそれで良い」と。
Jさんは彼と価値観が似ているので、意気投合した様子。
Jさんのような生き方は到底、私には出来ないけど
小さな商いに追われて齷齪している私にはそんな生き方がとても羨ましい。
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