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(本日分は、大半が先日「レベル5」のカテゴリでUPしたものの再掲になってしまいますが、若干別の情報も入っていますので、そのままUPします)不定詞とは「矢印つき動詞」不定詞は【 to +動詞の原形】という形のものを指します。to のビジュアルなイメージを言うとすれば、それは、「矢印」 です。副詞用法、名詞用法や形容詞用法のどれにおいても、それは原則としては同じです。動名詞との使い分け不定詞は「名詞」的に使える、ということで、動名詞と似たように使えることが多いですが、基本的には違います。動名詞は本当に「名詞」なのですが(ルーツが動詞であったとしても)、不定詞は動詞の性格を色濃く残しています。矢印+動詞、ですからね。いちばんわかりやすい(ややこしいけど)のはrememberの場合でしょうか。(1) I remembered to lock the door. 私はドアに鍵をかけるのを思い出した。(→だから鍵をかけた)(2) I remembered locking the door. 私はドアに鍵をかけたことを覚えている。I remembered to lock the door.の場合は、「思い出して、それから、ロックした」のです。Remember lock the door動名詞のlocking にはそういう矢印のキモチはありません。だから、主動詞の「思い出した」時点より前のことを扱えるのです。forgetも同じですね。忘れちゃったからロックしないんですけども。tryという動詞も見てみましょう。(1) I tried to eat natto. 私は納豆を食べようとした(2) I tried eating natto. 私は納豆を食べてみた(1)は I tried eat natto. ですから、努力して、納豆を食べることに「向かった」のです。それに対し、(2)は、とりあえず食べてみたわけです。(1)の場合は実際に食べたかどうかこの時点では不明(というかどっちでもいい)ですが、(2)なら確実に食べています。「同じ形のものは根本的には同じもの」というのが原則です。動名詞は、進行形で使う形と同じ形ですね。それは現在分詞と呼ばれますが、名前はどうでもいいのです。同じカタチのものには同じキモチがあります。進行形と同じで、~ingの形には、「(いま)やっている」というイメージがあります。たとえ過去のことを言うのであっても、その時点で「やっている様子」を思い起こしているのです。stopという動詞について、「目的語として」繋がるのは動名詞だけです。だって、「これからやること」をstopすることはできませんからね。私は禁煙した、なら、I stopped smoking.です。でもI stop to smoke.という文も可能です。でもこれはI stopped smoke.ですから、実は、「私はたばこを吸うために立ち止まった=立ち止まって、タバコを吸った」という意味になるのです。だからこれは「~するために」という意味を示す「副詞用法」ですね。(ですが、その他の動詞に繋がる不定詞も、目的語=名詞、というより、実は副詞的なのだと考えても同じことだと思います)enjoyも、「これからやること」をenjoyするのではなく、「やっていること」あるいは「やっている様子を思い起こせること」を楽しむので、動名詞のみが繋がります。動名詞は、あくまで「名詞」不定詞が「矢印」であるのに対して、動名詞は名詞ですから、代名詞の 「it 」 で置き換えることが可能です。I locked the door. I remember it. 私はドアに鍵をかけた。私はそれを覚えている。また、前置詞に繋がるのは名詞だけ(この「前置」とは、「名詞の前に置く」という意味です)なので、be interested in~ be good at~などのフレーズに繋がるのは動名詞になります。ここで混乱しやすいのが look forward to~「~を楽しみにしている」というフレーズ。このtoは不定詞についているtoではありません。look forward とは「前方に目を向ける」という意味。to~で具体的にその前方にあるものが何かを言うのです。「~に向かって、前に目を向ける」ということから、「~を楽しみにしている」という意味を表します。I’m looking forward to the party.のように、普通の名詞を目的語にしてもいいのです。「~すること」を楽しみにしている、と言いたい場合は、動名詞が繋がるというわけです。I’m looking forward to seeing you.×I’m looking forward to see you.もうひとつ、例を挙げましょう。(1)Nice to meet you. (2)Nice meeting you.ともに「お会いできて嬉しい」という意味ですが、(1)は初対面の人に会ったばかりのときに使うのに対し、(2)は、その初対面の人とひとしきり話して、別れるときなどに使います。(1)は日本語で「初めまして」とか「よろしくお願いします」と言うような場面で使い、(2)は、これは日本語の会話ではあまり使わないように思いますが「お会いできて嬉し『かった』です」というような感じですね。ここでも、不定詞はで、これ(問題にしている時点)から先のことを意識しているのに対し、動名詞はそうでないことが分かります(但し、「動名詞は過去を表す」というわけではないのですよ。looking forward することもできるのですから。いつもそうであるのではなく、過去を表すことも「できる」、ということですね)このカテゴリのマトメ読み
Mar 13, 2007
現在完了形とは 日本人学習者にとって「鬼門」のひとつである「現在完了形」。たいがいの人にとって「過去形とどう違うの?」というのが悩みの種なはずです。ときには「過去完了形」ともごっちゃになってしまう、と思うかもしれません。ですが! よくよくその名を見てください。「現在」完了形。つまりこれは、あくまで「現在」時制のひとつなのです。ここがキーポイントです。しかも、動詞はhaveを使っている。これは単なるキマグレ(?)なのではありません。前に述べたように、haveというのは、「主語 + ものや状態」を表す語です。この「+」マークがhaveです。「持っている」と訳すのは、そのうちの一部です。日本語的にはいろいろな訳語にならざるを得ませんが、基本的には、主語が「なにかとともにある」という状態なのです。現在完了形のhaveも、だからこそ、のhaveです。「とある状態が、いま、私(主語)のもとにある」そういう、「現在」の状態・状況を表しています。ただ、一般動詞として扱われる(=do/does/didの支配下にある)haveと異なり、ここでのhaveは文型上で助動詞の使い方をしています。こちらのほうが本来の使い方なのだと私は思っていますが、そのことについてはまた別項でいずれ触れます。現在完了には「3つの用法がある」と、中学などで習ったでしょう。「経験・完了・継続」というやつです。でもこの3つとも、ようするに↑ということなのです。一番分かりやすいのは「経験」かな。「経験」を表す現在完了「『~した』という経験を『持っている』…という現在の状態を表している」A:Have you ever ridden a horse? 馬に乗ったことある?B:Yes, I’ve ridden a horse once. うん、一度馬に乗ったことがあるよ。A:When did you ride it? いつ乗ったの? B:I rode it last year. 去年だよ。最初の文は、「馬に乗る」という経験を現在持っているか、という質問です。ですが、3つ目は、「1度乗った」というその特定の経験について話すことにシフトしています。その経験自体は過去のことですから、過去形を使います。現在完了形は現在!ですから、疑問詞whenとも、過去を表す副詞(last year)などとも一緒には使えません。 上の会話は、もっと短く単純にA:Have you ever ridden a horse? 馬に乗ったことある?B:Yes, I rode one last year. うん、去年乗ったよ。でもいいです。ただし、×I have ridden one last year. とは言えません。★「行ったことがある」の場合、goの過去分詞goneではなく beの過去分詞beenを使います!!「go」が「完了」してしまうと(gone)「行ってしまった」ことになります。つまり、もうこの場にはいない、ということです。ですが、「行ったことがある」の場合は、行ったけれどまたこの場に戻ってきているわけですよね。ですから、goneではなく、「そこに行ったことがある=そこに『存在した』経験をもつ」と考えて、beenを使います。Have you been to America? アメリカに行ったことありますか?I’ve been skiing many times. 何度もスキーに行ったことがあります。He’s never been on a business trip. 彼は一度も出張に行ったことがない。cf) She’s gone with the wind. 彼女は風と共に行ってしまった…。(Gone with the windは有名な「風と共に去りぬ」の原題です)「「完了」を表す現在完了とはいっても、「完了」も「経験」も分類することにさほど意味はないのですが。どちらもやっぱり、ある「経験を持っている今の状態」を表すことに変わりはありません。「完了」という場合は、より、「その結果としての現在」に強い意識ができます。I ‘ve already had lunch. 昼食はもう食べた → (例)「今はお腹が空いていない、もう食べない」 Have you seen this movie yet? この映画もう見た? → (例)「見てないならぜひ見なよ!」上記の「 」内はあくまで(例)ですが、こんなふうに、「結果としての今の状態」に注目して、そこからさらに話を展開させる、のが現在完了です。もっとも、実はネイティブでも、完了形を使った方がより正確であろう場面で単純な過去形を使ったりしていることは多々あります。already 「すでに」とか yet「(疑問文で)もう/(否定文で)まだ」などの語は現在完了との相性抜群ですが、これらと普通の過去形を一緒にして、現在完了っぽい意味の過去形というのも、しばしば使われているようです。「経験」で使われるeverやneverも同様です。 ★I have vs I haven’t haven’tを「ハブント」などとは発音しない、とはもう分かっていますよね。tはほとんど聞こえないようなものです。じゃあ、どうやって 肯定か否定かを聞き分けるの? 至難の業では?実はたいして難しくありません。 肯定の時は、たとえ字としては I haveと書いてあったとしても、実際の発音はほぼ「I’ve」と聞こえます。だから、haveがくっきり聞き取れたなら、それはたぶんhaven’tのほうなのです。一般に助動詞はすべてそうで、can vs can’t でも、否定の方は「キャンt」とクッキリ発音しますが、肯定の時は「カン」とか「クン」とかのようにとても弱くなります。
Feb 27, 2007
HAVE GET TAKE について 英語を学ぶとき、とくに単語を覚えるときには、日本語の単語との1対1の対応ではおさまりません。発想自体が違うので、単純には置き換えられないのです。とりわけ、「基本動詞」については、その基本の概念をイメージでとらえることが必要です。have, get, takeなども、それぞれの語を英和辞書で引くと、とてつもない量の訳や解説が載っています。手元の「ランダムハウス」で見てみると、takeなどは他動詞としてだけでも39項目の意味が。自動詞としても13項目あるので、合計50項目以上です。これらを全部覚えるのは正気の沙汰ではありません。が、「基本概念」を捉えれば、それだけですべてカバー出来たも同然です。ここではhaveとgetとtakeを扱うのですが、ちょっとついでにまず「be」のことにも触れておきたいと思います。★Beの基本世界be動詞は「状態・状況」を表します。仮に主語が[ I ]だとすると、「私が単独で、ある状態にある・居る」ことです。私はとくに「行動」はしません(だから「受身形」でもbe動詞が使われるのです)。動ではなく「静」です。それに「私以外」の存在も意識していません。とりあえずここではこれだけ頭に入れておいてください。★HAVEの基本世界haveという動詞も状態を表すのですが、beと違って、自分以外の存在が現れてきます。「私がなにか(「もの」とは限らない)と共にある」ことを表すのがhaveです。「状態」ですからやはり私は「行動」はしません。I have ~.という文で、~の部分(目的語)が「もの」であれば、たいがいは「~を持っている」と訳すことが出来ますが、「~」が『状況』とか、ともかく物質的な「モノ」でない場合であればいろいろな言い方になります。I have a cold. 風邪を引いているI have trouble. 困っているI have a headache/ a stomachache / a sore throat/ a fever etc. 頭痛(胃痛・喉痛)がする、熱があるI have a party/a meeting. パーティ/会議をする、参加するI have breakfast. 朝食をとる注)haveとeat/drinkはどう違うの? → eat もdrinkも、実際に「噛んで、呑み込んで…」というような「動作」に焦点があるのに対し、haveはそういう「動作」には基本的に関心がないのです。動作はどうでもよく、結果として食事が自分と共に(ま、この場合はお腹の中で、ですが)あるという状態。主語がIなど、人でなくてもいいのです。なにしろ「主語+なにか別のもの・状況」ですからThis bus has 50 seats. このバスには50の席がある ところで、状態を表すhaveは普通は進行形になりません。なにしろ状態ですから進行しようがないのです。ですが、たとえばeat やdrinkなどの意味を表すhaveは、動作の意味も少しは連想できますから、進行形になります。 have fun やhave trouble などの場合も、それが示す事態にはいろいろな動作や事態の動きが感じられるので、Are you having fun?などと進行形にできるのです。fun「楽しいこと」にはいろいろありそうですからね。 また、進行形は「一時的である」という意味を含みますので、固定化された状態には使えなくとも、一時的に楽しんでいたり困っていたり、ということならば進行形で表しうるのです。それに対し、たとえばI have a car. などには「動作」の感じは全くありませんし、固定化されているので、進行形にはしません。★GETの世界getは「ある状態になる」プロセスを表す語です。もう少し詳しく言うと、前述の「haveを使って表す状態」か「be動詞を使って表す状態」のどちらかに「なる」のがgetです。何かを「ゲットするぜ!」の場合「手に入れる」という意味ですが、手に入れた結果「持っている」haveになる、というわけです。 そして、それは上述のように、物質的な「モノ」だけではなく、状態にもあてはめられるのです。I got a car. → I have a car. 車を手に入れた!<プロセス>→車を持っている<状態>I got a cold. → I have a cold. 風邪を引いた<プロセス>→風邪を引いている<状態>getした結果がbeになる場合もあります。I got angry. → I am angry. 私は腹が立った<プロセス>→私は怒っている<状態>I got married. → I am married. 私は結婚した<プロセス>→私は既婚である<状態>中学などで「熟語」として教えられるものも、実はこれの一種なのです。I got up. → I am up. 私は起床した<プロセス>→私は起き(あがっ)ている<状態>I got on the train. → I am on the train. 私は電車に乗った<プロセス>→私は電車に乗っている<状態>get to~「~に着く」も同じです。ただ、着いてしまってからは方向性のないat やinを前置詞として使うためI got to Japan.→I’m in Japan. I got to school. → I am at school. のようになりますが。ちなみに、homeは名詞ではなく副詞(「~に」「~へ」の意味をそれ自体に含んでいる)のでI got home. ( I got to homeではない) → I am home.(I’m at home と言ってもいいが、atがなくてもいい)動きのある「プロセス」を表現できるため、進行形にもできることがgetの便利なところ。 I am sleepy. 私は眠い<状態> I am getting sleepy. 私は眠くなってきた<プロセス>It is cold. 寒い<状態> It is getting cold. だんだん寒くなってきている<プロセス>★takeの世界takeは、「そこにあるもの、提供されているものや状況を自分の意志で受け入れて取る、選び取る、取り上げる」という意味です。前提としてまず、「そこにある」「提供されている」ということが重要。それを取るか取らないかは「自分の意志次第」ということなのです。takeが使える場面は、大概の場合get/haveも使えます。get a break でもhave a break でもtake a breakでもどちらでもいいのです。ですが、その逆、つまりget/haveが使える場面でたいがいtakeが使える、とは言えません。get a coldとは言えても、take a cold とは言えません。「自分の意志に任されて選び取る」わけではないからです。また、get a suntan(日焼けする)とは言えても、take a suntanとは言えません。日焼けするかどうかには、天気などの状況にも左右されるので、「完全に自分の意志で」とは行かないからです。コンサートのチケットを必死で手に入れた、というような場合でもtake a ticketとは言いません。「提供されて」いないので、自分の意志だけで決められないからです。売り切れだったらどうにもなりません。take a break とかtake a vacationは、休憩や休暇を取るか取らないかは完全に自分の意志次第…だからそう言えるのですが、日本の企業社会ではそうもいかないかも…?ですけどね。take exerciseは? 一見いけそうですが、これもNG。exerciseは単に自分が運動や練習をするということより、その「運動効果」「練習効果」を得る、ということに力点がある言葉です。日本語でも「いい運動になった」とか「あまり運動にならなかった」などと言うことがあると思いますが、その感じが近いと思います。よって、「完全に自分の意志で選ぶ」ことにならないのです。★haveしか使えない場合getは「have(be)になるプロセス」ですから、原則的には、have(be)が使える場合はgetも使えることがほとんどです。ですが例外もあります。○have a baby ×get a baby ×take a baby赤ちゃんは「授かるもの」であり、その”プロセス”についていろいろ考えては……イケマセン!(^_^;)get a baby と聞くと、なにやら「そのへんに赤ん坊が落ちてたので拾ってきた」みたいな感じに聞こえるそうです。 でも「妊娠している」という意味の形容詞pregnantは”get pregnant” と普通に使いますけどね。○have a good[bad] luck ×get a good[bad] luck × take a good[bad] luckそもそもがある「状態」を称して「幸運」だ「不運」だと言うのであって、それになる「プロセス」というのは考えられません。(幸せになる、だったらプロセスも考えられますけどね)。幸運も不運も「気がついたらそうだった」ということなのです。同様に、×get fun ×get a good timeです。
Feb 20, 2007
by vs until 覚えてしまえばなんてことないんですが、しっかり把握していないと混乱します。byが「~までに」で、「事態が変化する」期限を表しているのに対し、untilは「~まで」で、「事態が継続している」期限を表しています。この「変化」VS「継続」というのがキーワード。(1)I’ll be home by 5:00. 5時までに家にいる(帰る)。(2)I’ll be home by 5:00. 5時まで家にいる。(1)は、現在は外出していて、5時までに、家に帰るという「変化」が起こります。(2)は、現在家にいて、5時まではその状態が「継続」している、ということです。こういうややこしいものほど、「口に覚えさせる」暗記をしてしまうに限ります。ただし暗記するときは「キモチ」も一緒に暗記しなければなりません。上の例はわざと、同じような文でも違う意味になる、ということを見せるためにややこしいのを選んでいるのですが、暗記する場合はもう少し分かりやすいものにしておきましょう。同じ意味でも状態をはっきりさせるために(1)I’ll get back home by 5:00. 5時までに家に戻る。(2)I’ll stay home until 5:00. 5時まで家に留まる。という文の方を何度も口に出して暗記しましょう。それから、自分のピンと来るような題材について作文してみましょう。「私は○○まで~をやりつづける」(until)「私は○○までに~をする」(by)ただしuntilやbyのあとには、「時点」を表す語が来ることに注意。「期間を表す語」(1 yearとか)はきません。I’ll get married by the age of thirty/ by 2010 / by next year. 私は30歳までに/2010年までに/来年までに 結婚する。in とwithin で、期間を表す語をつけたい場合は、in や within を使うことになります。日本人学習者にとって、簡単なのにどうしてもピンとこないのが、この in の使い方。in two weeks なら「2週間経ったら」です。2週間以内に、ではありません。それならばwithin two weeksと言わなければならない。それに、「2週間前に」ならtwo weeks ago で、わりに馴染みやすいのですが、「2週間後」だとin two weeks だというのは、なかなか染みつかないようです。でもそう言っていても仕方がありません。とにかくこれも、自分の状況に即した例文を作ってみて、それを何度も言って口に覚えさせるのが得策です。I’ll ~ in …. 「…後に~しよう」 これに当てはめていくつも作文してみましょう。agoとは違って、必ずしも「現在」が起点である必要はありません。I’ll get the license in 3 month. 3ヶ月後に免許が取れるだろう。でもいいし、I got the license in 3 month.3ヶ月で免許を取った。でも.成りたちます。withinでもOK。この場合は3ヶ月より短い期間であることを表します。I’ll get the license within 3 month. 3ヶ月以内に免許が取れるだろう。I got the license within 3 month. 3ヶ月もかからずに免許がとれた。
Feb 13, 2007
Can I~? vs Could I ~? Can I よりも Could I~?のほうが丁寧な表現だ、ということは皆さん知っているでしょう。でもそれはなぜ? 別に理屈など知らなくてもいいのですが、基本的なことを知っていれば、ほかにも似たようなことが出てきたときに類推できるので、余裕のある人はその理由まで考えてみましょう。couldはcanの「過去形」ですが、そこには実は「仮定」の気持ちが入ってきます。ところで、英語の動詞には現在形と過去形しかありません(別のところで改めて説明しますが、「動詞の未来形」というものはないのです)。あとはすべて「組み合わせ」によって複雑な時制も表せます。そこのところ、英語は実は有り難い! 私がいま勉強しているポルトガル語などラテン語系の原語は、直説法現在・直説法不完全過去・直説法完全過去・直説法大過去・直説法未来・直説法過去未来、またそれぞれに「接続法」というのも出てきたり、全部で10項目も時制があり、それぞれで動詞の語尾(ときには語幹も)が違ってしまいます。おまけにそれが人称によってまた形が変わる。1つの動詞に対し数十の活用を覚えなければならず、その活用の表を載せるのにまるまる1ページ必要です。その上、英語で言う完了形のような複合形もそれはそれであります。気が遠くなります。さて、話を戻して。英語には、現在形と過去形しかありません。そして現在形は直接的でストレートでひねりがありませんが、過去形は、「現実から一歩引いて」います。そこに、「仮定」の気持ちが表れてくるのです。直接的な事象から少し距離があるということなのです。実を言えば、用法によっては過去形が必ずしも過去を表していないこともあり(*1)、もしかすると現在形・過去形という呼び方すら本当は正確ではないかもしれません。「直接形」と「一歩退き形」とでも??(*1 It's about time you got married. そろそろ結婚したらどうなの It's about[high] time (that)~「そろそろ~する時だ」のあとの節には普通過去形の動詞を使う)ともあれ、canの代わりにcould を使うと「もしもできたなら~」のような気持ちが入ってきます。いきなり自分の希望を述べるのではなく、相手の意向を確かめているのです。「相手を尊重する」これが「丁寧」の源です。Can I~? vs May I ~?Can I よりMay I が丁寧だというのも上のことと根っこは同じです。canが客観的な能力や状況でものごとをすることが「可能」であるのに対し、mayは個人的に「許可する」ということです。Can I smoke here? と言えば、客観的にここでたばこを吸うことは可能であるか(たとえば禁煙セクションではないかとか)というニュアンスの質問ですが、May I smoke here? の場合は、状況が許すか許さないかよりも、話している相手がそれを許すか許さないか、という尋ね方です。当然、相手の意志をより尊重しています。英語にも「敬語」…というより、丁寧表現というのは(他にも)ありますが、日本語のように「だ・である」vs「ですます」のような形の区別はあまりありません。同僚とおしゃべりしている会話と、上司としゃべっている会話を形だけ比べても、あまり変わらないことが多いでしょう。ですが、実質的に「相手の意志を尊重する」形をとることで、相手への敬意を表すのです。そもそも、一番単純(?)な丁寧語"please"にしても、そもそもは「人を喜ばせる、人の意にかなう」という動詞で、「どうぞ~してください」という意味で文にpleaseをつけるのは、「may it please you」(それがあなたを喜ばせますように=御意にかないますように)という文に由来しているそうです。どういう「関係性」でCanとCouldを使い分けるのか、ということには、ですから、あまり意味がありません。もちろん上司や目上の人、客などに対しては当然「相手の意思を尊重する」べきですから原則的には丁寧なほうを使うとしても、友人同士であっても、ときにはCould I~を使います。相手にとって負担になるようなお願い事をするような場合は、当然のごとくにお願いするよりも、ちょっと相手の意向を尊重する方が礼節に叶っています。ただし、「現実から一歩退くことで仮定の意味を表している」=「距離が生まれる」という要素もあるので、それほどでもないときに多用すると、それこそ「よそよそしい」感じになってしまいます。夫婦喧嘩などしたときは、案外これが皮肉に使われます。日本語でも同じですよね。いつも「遅くなるときは電話してよね!」などと言っている奥さんが「遅くおなりになるときは、どうか、電話して下さいません、か!」なんて言ったら…。決して、急に貞淑になったわけではないでしょう。
Jan 30, 2007
big mouth vs large mouth 和田アキ子のように口の大きい人に、big mouth と言ったら失礼で、せめてlarge mouthと言うべきです。それはなぜ?big mouthと言うと、単に口が大きいというのではなく、「(悪い意味で)おしゃべり」だとか「ほら吹き」「大言壮語する」 また、「口が軽い」という意味にもなります(light mouthなんて言い方はしないですよ!)。 和田アキ子に言ったら殴られます。そもそもbigとlargeの違いってなんだろう?そういう疑問を持っている方も多いのでは。答えは、big=「デカい」 large =「大きい」、ということです。いえいえ、そうはいっても、bigが乱暴な言葉だ、公式には使えない口語だ、ということではありません。正直なところ、big=デカい、は言い過ぎではありますが、でも「そんなようなもの」なのです。つまり、bigにはlargeよりインパクトがあります。「主観的」なのです。話し手の、たとえば「驚き」とか、そういう感情や評価が入っているのです。それに対してlargeは客観的です。「大金」と言うとき、big money と言い、large moneyとは普通言いません。large amount of moneyとなら言えますが、それはかなり客観的な響きです。どっちにしても欲しいです。「大物の有名人」ならbig nameです。なってみたいもんです。逆に客観的たる服のサイズなら large sizeになりますね。big sizeとも言えますが、やはりそれにはインパクトがあります。大きいことが強調されている感じです。強調しないで欲しいです。「デカい」と「大きい」の違いだ、と言うのはそういうことです。なんとなく分かるでしょう?余談:私はサンバチームに所属していますが、そこでのニックネームは「おーゆみこ」です。それはようするに、「大きい」ユミコだからなのです。仲間内に小柄なユミコが別にいたもので、呼び分けの必要があって。だからってそんな呼び方されたくないんですけどねえ…と嘆いていたところ、別のサンバチームの女の子「しょうこ」ちゃんが、でもあなたのチームの人はまだ優しい! うちなんて「デカしょうこ」「チビしょうこ」だもん、とさらに嘆いていました。なるほど~。たしかに「デカゆみこ」じゃもっとヤダ…。…てな具合に、「デカい」にはインパクトがあるわけです。そのインパクトこそが、largeに対するbigのイメージです。big mouthはNGでも、 big smile ならOKというのも、つまりはそういうわけです。逆にlarge smile などとは言いません。けなすときだけではなく、ほめる場合もやはりインパクトがあるので、smileという「美質」を強調するにはbigのほうがふさわしいのです。
Jan 21, 2007
「髪の長い女の子」これを英語で言うには? A long hair girl ? いや、これはなんか違う気がする…。そうか、関係代名詞を使えばいいのね。A girl who has long hair. 完璧です。ですが、もっと簡単な方法があります。しかも2通りも!ひとつには、withを使う方法。A girl with long hair. これでOK。簡単ですね~。もうひとつは、裏技(?) long hair にedをつけて、形容詞化してしまうのです。A long-haired girlLong-haired というのを辞書で引いても出ていないかもしれませんが、ご心配なく。この方式ではほとんど無限に形容詞を「創り出す」ことが可能です。たとえネイティブにとって一般的ではなくても、意味は理解してもらえます。-edは日本語でなら「~の」というような意味と思えばいいでしょう。(もう少し厳密に言うなら「~を持っている」という意味ですが)A longhaired girl「長い髪の少女」 = a girl with long hair A striped shirt 「縞模様のシャツ」 = a shirt with stripesこのように名詞だけにedをつけることもありますが、この方式の便利なところは、形容詞と名詞が複合したままで形容詞化できるところで、A blue-striped shirt 「青い縞模様のシャツ」A warm-hearted person 「温かい心の人」…と、なんでも言えます。「私は、青いVネックのセーターを着た髪の長い可愛い女の子を見た」これも割に簡単に言えますね。I saw a pretty long-haired girl wearing a blue V-necked sweater.(またはI saw a pretty long-haired girl with a blue V-necked sweater on.←「身につけている」ことを表すためにonを入れます) では、上記のような形容詞のうち、「人物を描写する」ときによく使われるものの例をいくつか挙げておきましょう。まず、もちろんlongのみならず、-hairedの前には様々な形容詞がつけられます。長さ(long/short etc.)や形(curly/straight/wavy etc.)そして色(blond/ brown etc.)。ただ、なぜか「赤毛の」だけはhairではなくred-headed と言います。「赤毛」は半分は揶揄され、半分は可愛いと親しみをもたれる特別な存在のようです。-headedは、外見的な頭部の特徴だけではなく、気質などについても使われます。どちらかというと馬鹿にしたり揶揄したりする意味の言葉が多いようです(だからred-headもそうなのでしょう)。Bubble-headed 泡アタマとは……? 「アホ」のことでございます。アタマからっぽ、ってことですね。Air-headed とかballoon-headedも同じ意味。ついでに、気質的なことを表す複合形容詞の代表的なものはwarm-hearted (心温かい) 当然、反対語の「冷たい心の」ならcold-heartedですね。chicken-heartedなら「臆病な」です。けれど「心が広い」場合には heartではなくmindを使い、broad-mindedと言います。open-mindedでもいいでしょう。 心が狭い、ならnarrow-mindedですね。(heartは「感じる」心で、mindは「考える」心なのでそういうことになるのです)肌の色などにもこの形は便利です。dark-skinned「浅黒い肌の」とかlight-skinned/fair-skinned 「色白の」など。ちなみに、黒人を表すためには「black」を使って構いません。少し前は、blackが差別語とされ、colored「有色の」などという語が代わりに使われていましたが、黒人の人権運動が盛んになるとblackであることの何が悪いのか、それを差別とすること自体が差別的だ、という論調が主になり、black is beautiful などという言葉も掲げられました。今ではむしろcoloredのほうが差別的な印象です。顔やそのパーツについても同じようにいくらでも形容詞が作れます。full-lipped (ふっくらした唇の) puffy-eyed(はれぼったい目の) etc.round-faced (丸顔の) etc.その他の顔の特徴的なものに「そばかす」とか「えくぼ」などがありますが、これも名詞を形容詞化できます。freckles(そばかす) にedをつければ freckled face「そばかす顔」などと言えます。ですがこの全体を形容詞化するときは、edは一カ所でよく、a frecke-faced girl「そばかす顔の女の子」などと言えます。dimple(えくぼ) wrinkle (小皺) line(深いしわ) scar(傷・やけどなどの跡 edをつけるときはrを重ねてscarred とする)なども同じです。 mustache(口ひげ) beard(あごひげ) などでさえ、形容詞化できます。 ね!便利でしょう。 自分の友達や家族について描写してみてください。
Jan 20, 2007
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