気楽人

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鐵舟

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　昨日の事は、情報流出源と疑われるのでほとぼりが冷めてからお話ししましょう。

外航時代の海賊の話をしましょう。
最近海賊のニュースをテレビでも取り上げられているので、海賊の実在についてはご存じの方も多いハズ。海賊には種類があり分類すると３つに分けられるのです。

１．船に忍び込み部品やロープなどを盗む海賊

２．航行中の船に乗り移り、乗組員を縛り付け金品を要求する海賊

３．航行中の船に乗り移り、乗組員を殺害又は海に流して船ごと奪う海賊

私が遭遇した海賊は２回共「１」のコソ泥海賊でしたので危害はありませんでした。
２回目はさすがに警戒していたので、機関室に当直を置いていたのですが、当直員（フィリピン人）がバッタリ遭遇してため当直員は逃げたのですが、制御室から出られなくなり非常警報を鳴らしました。すると我々は居住区で酒盛りをしていた勢いで、剣道５段の３等航海士と共に棒を持って追いかけました。が、逃げられました。
被害は主に発電機関の吸排気弁（ヤンマー製）でした。

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