多趣味オジさんの世間噺

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2022.06.22
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カテゴリ: 映画
6月19日にTOKYO MXで放送された、さだまさしさん主演の映画版「翔べイカロスの翼」。
1980年に放映された作品ですが、私は数年後に「復活の日」等と複数本立ての映画館で見た記憶があります。中学生位だったかな。
当時は映画自体の感想はあまり無く、主演している原田美枝子さんが色気たっぷり娘ちゃんだったなぁくらいの感想。

実は昨年の紅白歌合戦で、さだまさしさんが「道化師のソネット」を歌唱した時に あの映画 の曲だよなぁと思い出していました。

それから半年経って観れる機会が訪れるとは。
そんなわけで30数年ぶりになるのですが、何とも言えないモヤモヤ感だけが残ってしまった。

さだまさしさん演じるカメラマンの栗山青年がサーカス団へ入団。
最初こそ雑用をこなしていましたが、進んで道化師となりパントマイムや他の団員からの信頼も得てアクロバットもこなす存在に。

ピエロのクリちゃんとして人気者になった彼でしたが、水戸市での興行で綱渡りの演目の際、テント上部から入った風にバランスを取られ落下、帰らぬ人に。

何とも言えないエンディング。しかも実話。

オッサンになって改めて観てみたら、ストーリーのエグさがより鮮明に刻まれてしまった。

特に劇中でパントマイムを習得するためヨネヤマ・ママコさんの元へ訪れますが、栗山の朗読で「かわいそうなぞう」をヨネヤマ・ママコさんが踊る名シーン。

「かわいそうなぞう」と落下したピエロのクリちゃんが上手くシンクロしてしまって…。
戦時中のゾウを餓死させることを決定した動物園で、芸を続けると餌を貰えると信じながら餓死してしまうゾウの話と、子供たちの笑顔の為に道化師として人生を終える感じが繋がってしまって。

カメラマンを続けていれば、死に急ぐ事も無かった運命なのに…結果を理解することは出来るけれど、救われない結果を受け入れるのに時間がかかってしまう何ともモヤモヤした映画でした。

同様のモヤモヤ感で言うとクリント・イーストウッド監督作品の「ミリオンダラー・ベイビー」かな。


ユーキャンからDVDは販売されているようです。
実際のキグレサーカスが舞台となっており、興行先へトラックでの移動するサーカス団の家族の生活を知ることも出来ますし、実話に沿ったストーリーだからこそ考えさせられる内容を感じてみるのも良いのでは?

以上





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最終更新日  2022.06.22 15:08:22
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