なっし~の読書日記

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2016.11.20
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カテゴリ: 読んだこと
敷居が高いと思われがちな日本の伝統芸能、歌舞伎。興味はあってもなかなか初めの一歩が踏み出せない初心者のために、そんな歌舞伎の世界を解説したのが本書である。公演切符の買い方や幕間(休憩時間)の過ごし方、また役者、演目内容についてなど多岐にわたって、舞台芸能に詳しいフリーライターの伊達なつめが案内する。

 「初めて観るならこの演目がおすすめ10」では、『仮名手本忠臣蔵』や『東海道四谷怪談』といった、代表的な演目の見どころを紹介。「初めて観るならこの役者がおすすめ10」は、中村吉右衛門、坂東玉三郎ら一般的にも名の知れた歌舞伎役者を、プロフィール付きで10人取りあげる。また「劇場必携演目ダイジェスト20」の項では、『助六由縁江戸桜』の主人公助六と恋人の揚巻を、「江戸のイケ面、吉原一のイイ女」と現代風にたとえるなど、これまで歌舞伎に縁のなかった若い読者にも、とっつきやすい手法をとっている。さらに、各項でカラー写真が豊富に使われており、実際の舞台の華やかさが手に取るように伝わるのもうれしい。

   ビギナー向けのガイドブックでありながら、すでに劇場に足を運んだ経験のある人にも役立つ用語解説や、特殊な舞台装置の秘密なども掲載。表舞台を観ているだけでは知り得ない点も多く、驚かされるだろう。本書によって基礎知識を広く理解したあとの歌舞伎鑑賞は、初心者にとっても、従来の歌舞伎ファンにとっても、数段楽しめるものになっているはずだ。(砂塚洋美)






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Last updated  2016.11.20 13:01:20


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