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「初めて観るならこの演目がおすすめ10」では、『仮名手本忠臣蔵』や『東海道四谷怪談』といった、代表的な演目の見どころを紹介。「初めて観るならこの役者がおすすめ10」は、中村吉右衛門、坂東玉三郎ら一般的にも名の知れた歌舞伎役者を、プロフィール付きで10人取りあげる。また「劇場必携演目ダイジェスト20」の項では、『助六由縁江戸桜』の主人公助六と恋人の揚巻を、「江戸のイケ面、吉原一のイイ女」と現代風にたとえるなど、これまで歌舞伎に縁のなかった若い読者にも、とっつきやすい手法をとっている。さらに、各項でカラー写真が豊富に使われており、実際の舞台の華やかさが手に取るように伝わるのもうれしい。
ビギナー向けのガイドブックでありながら、すでに劇場に足を運んだ経験のある人にも役立つ用語解説や、特殊な舞台装置の秘密なども掲載。表舞台を観ているだけでは知り得ない点も多く、驚かされるだろう。本書によって基礎知識を広く理解したあとの歌舞伎鑑賞は、初心者にとっても、従来の歌舞伎ファンにとっても、数段楽しめるものになっているはずだ。(砂塚洋美)
たった1つ変わればうまくいく 鎌田 實/著 2017.06.04
海老蔵そして団十郎 関 容子/著 2017.06.01
きのね 下 宮尾 登美子/著 2017.05.27