キミとアタシのすべて。

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2005.11.28
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『ハレルヤ』はにぎわっていた。

裏階段を降りた、目の前が調理場の入り口なので、
2階でドリンクを作っているときなど、
フライドポテトを揚げている岩崎くんの
長靴とか腰から下の辺りがよく見えた。

彼は伝票を読み上げるのが好きだった。
オーダーを私たちが送信すると
調理場に伝票が出てきて


彼はよく通る大きな声なので、
自分の打ったオーダーが間違いなかったかどうか
その声を聞いて確認できるほどだった。


ある日の帰り、いつものようにロッカー前で
タバコをふかしている岩崎くんに
軽めに、
「また、飲みに行きましょう。」と
言ってみた。

「オレいま金ないからな・・・。ひろちゃんが
たて替えてくれるなら、今日でもいいぞ。」

「うーん・・・。2人で6千円くらいならいいですけど、どうしよう。」

「うーん、・・・じゃあ、今日行きますか?」

岩崎くんにあわせて丸ノ内線に乗ることにした。
新宿方面にむかう電車はとても空いていた。

「すごい空いてるね!休日だから?」
「いや、いつもこんなもんだ。

 銀座や赤坂見附でたくさん乗り込んでくるけどな。」

「そうなんだ?知らなかった。」


その夜は手頃に「村さ来」に行った。
彼は生ビールを注文し、わたしはグレープフルーツサワーにした。


・・・やっぱり彼と飲んでると、どんどん楽しくなっていった。
彼の隣に居ると、それだけでなぜか
明るい気持ちになって、
常識とか、世間体とか、社会的地位とか、お金とか、
そういうことから解き放たれた。
ただこの時を満喫できるようになるのだ。

「岩崎くんと居るのは、すごくラクだなぁ。」

「ドキっとするじゃねぇか。
・・・おれもなんだかラクなんだよな。」

わたしのその感覚が一方的なものではいらしくて
とてもうれしかった。

また、イタリアに行ったときの話を聞いた。

中国人と間違えられて警察に尋問されたこと、
行きは安いチケットでたくさん乗り継いで
クッションの悪い元軍用機にも乗ったこと、
本場の料理は大雑把だけど美味しかったことなどを
楽しそうに話した。

前回の話と、ズレたところはなかったので、
あぁ、ウソではなかったみたいだな・・・と思った。


そして、
ちょっとこころにひっかかっていたことを聞いてみた。

「・・・岩崎くん、本当は彼女いるんでしょ。」





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Last updated  2005.11.28 00:41:12 コメントを書く


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座禅(ツェ)鼠? @ Re:またなぁ。(05/24) 突然、再開しましたね^^v
リリィ2005 @ Re[1]:まじまじと。(02/07) >座禅(ツェ)鼠?さん お久しぶりです…
座禅(ツェ)鼠? @ Re:まじまじと。(02/07) リリィ節復活ですね。 また気長に待って…
リリィ2005 @ Re[1]:おごるからさ。(10/03) 座禅(ツェ)鼠?さん 好きな居酒屋です…
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