風が伝えた愛の詩

風が伝えた愛の詩

October 19, 2011
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【涙】

北高の帰り道
お人形さんを見つけた

後ろ姿が悲しそうだったから 近寄ってみた

瞳が泣いていたから聞いてみた

「なんか悲しいことあった?」

お人形さんは首を振りながら返した

「叱られたの。カンニングしたから」

言葉に窮した



涙はそんなことで流すもんじゃないよって気持ち

叱られたのならもう何も言うまい

その言葉の陰に隠れて帰った

聞きたくなかった


【宝石】

水曜の大学で言った
「今日は詩を書く時間にします。

書きたい人は書きたいだけ書いて

書きたくない人は退出していい。」

詩を実に七篇出した人がいた

最初の詩で震えた



みっつめの詩から我を忘れて読んだ

いままでに数え切れない詩と文字を追ってきたけれど、これほど素晴らしいものに出会ったのははじめてだと言っていい

紙にしがみついて書きなぐる姿を

彼の書いた七枚の紙を握りしめて彼を見つめた

誇らしい気持ちでみていた



衝撃

私は圧倒されていたのだから

彼の感性の前にひれ伏すわけにはいかないので

負けるもんか

高みに向かって思い切り走ってゆきたい気分になった







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最終更新日  October 19, 2011 05:42:47 PM
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