風が伝えた愛の詩

風が伝えた愛の詩

December 25, 2014
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うちの小さな猫の話です

あずきが この頃切ない声で鳴くのです

床に座って壁を見たり 天井を見たり

時々空を掴むように右手を上げたり

先日 その流れで 壁に飛びついたので

慌ててはがしてから 思ったのです

あずきは柱だけでなく 壁や天井までも駆けて行きたいのか と。

ところが さらに見ていると、違うよう。

あずきが追っているのは 光です。



そう、あずきは 丸い光の玉を追い、

家の中の太陽を掴もうとしているのです。

私に掴むことができたら それを捕らえてあずきの目の前にそっと置いてやれるのですが

そうして、あずきが私の捕らえた太陽をころころ転がして遊ぶ姿が見られるのですが。

にゃあん と切ない声であずきが泣けば

をおお、私はあずきの傍に正座して一緒に泣きます

あずきは もっと光を と泣いているのでしょうか

私は あずきよ菜畑の空には、もとい、この家の中には本当の空がないと智恵子が言ってたよ、と慰めるのです

あずきと私の静かに太陽を追う時間

午後の昼下がり

ほんの一時の出来事です。







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最終更新日  December 25, 2014 09:43:14 AM
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