でも、想いを伝えることも叶えさせることも、0だった。
そのとき、彼女は彼氏が好きで
わたしも彼氏がそれなりに好きで
彼女が幸せになればそれでよかった。
だから想いは伝えないと、誓った。
でも、わたしには彼女は幸せには見えなかった。
泣く姿や声が多くて
正直彼女の彼氏が許せなかった。
どうしてこんなにも傷つけるのか。
そこから、彼女と会う日々は続いた。
日を追うごとに想いは大きくなるばかり
なればなるほど、彼女が遠ざかる気がして
辛くて仕方なかった。
そして、耐え切れずわたしは一人の友人にカミングアウトする。
友人はかなり驚いたけど、
相談にのってくれるようになった。
言葉に出せば、つのり
彼女を想った。
彼女はただの理解者とよき相談相手と想っているだけかもしれない
彼女が元気になればわたしなどいらなくなるのかもしれない
いらぬ妄想がはりめぐった。
そんな妄想がわたしを埋め、彼女から離れることを想い始める。
そうでもしないと、友人という関係すら壊れてしまうような気がした。
あまりに近すぎて
遠かった。
その後わたしは彼女に想いを伝えることになる。
それには
彼女の過去とわたしの焦りが交差した。
彼女が目の前から消えるような不安が押し寄せた。