Sunflower

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最後の歯止め


「最後の歯止め」


さっき、NHKスペシャルで「こどもたちの心について考える」っていうのがやってた。

なんか興味があって、ずっと見ていたんだけど・・・なんか素朴な疑問が・・・

大人たちは「最近のこどもは・・・」とか「こどもの心情」みたいなことでずっと意見を言ってたんだけど、

私が思うのはなんでそんなに「最近のこども」にこだわるのかということ。




例えばインターネットへの関わり。

大人たちはインターネットへ属すこどもたちを異常にも議論にあげている。

なんで?

確かに、ネットを通じての事件が急増して考える必要はあると思うけど、

大人達は悪いところにばかりしか取り上げていない。

ネットがあるから救われたこどもだっているかもしれないのに。

友達にうまく打ち解けられない子だっているかもしれない。

昔だったら、そういう子は話す人もいなくて自分の中にためこんでたことだと思う。


でも今はネットを通して、誰かに話すことならできる子がいると思うんだ。

確かに現実での友達に話せるならそれに越したことはないけど、ネットでの友達でもいいじゃない。

本心から話せるなら。。


それに

友達なら何でもかんでも話さなきゃいけないっていうのはないと思う。

誰にだって、言いたくないことの一つや二つあると思うの。

それは相手を信用してるしてないの問題じゃなくて、、、


性質というか、なんというか・・・

ただ、あたしが必要と思うのは一緒にいて安心できる人。


それが友達であったり、恋人であったり家族であったり・・・。


相手の顔色うかがうことなく、気をつかうことなくいられる人。。。


その人たちがいるから、あたしは毎日を笑顔で送ることができるんだと思う。

もう一つ・・・

番組の中で人を殺したいと思って、殺す寸前までいった少年を取材したのがあった。

その少年はいじめをうけてて、いじめを苦に自殺するくらいなら相手を殺してやろうと思ったんだって。

それで、包丁をかばんにしのばせてたらしい。

でもその日の朝、

朝起きて台所にいったら、

いつものようにお母さんが朝ごはんを作ってて「おはよう」って言ったら

お母さんと弟が「おはよう」って返してくれて。


「遅刻するよ」とか「ごはんこぼさないで」とか普通の日常の会話があって・・・


それを見てその少年は

「自分が人を殺したら家族が悲しむのかな」と思って殺すのをやめたんだって。

この何気ない会話が少年を安心させて気持ちをなえさせた・・・。


私はこれを見て、すごく感動って言い方はおかしいけど、納得するものがあった。


問題なのは、「人を殺したい」って感情がおこることじゃなくて、

それをとめさせる「歯止め」がないことの方じゃないかなって思う。


私は人を殺したいってまで思ったことはなけど、憎いって思ったことはある。

でもその感情にまかせた心をやすらげてくれたのは家族や友達。



少年が言った

「何気ない普通の日常」


これが一番大切なことだと思う。


感情がわきおこるのは仕方がない。

みんなそれぞれに理由があるから。

でもそれを行動におこさせる、一線を越えさせる前の「歯止め」

これがないことが一番恐ろしいと思う。。。


なんか今日は色々考えさせられちゃった。


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