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2009年09月22日
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カテゴリ: あれこれ
今日は

人生が終わったところだよ・・・(^@^)


です。



ラサ川の辺にて・・・・
CIMG8656A
CIMG8656A posted by (C)りゅうLONG
上りチベット鉄道よりココシリ
CIMG8922A
CIMG8922A posted by (C)りゅうLONG


終日雨模様と云っていたが、
朝方ちょろっと降っただけでその後は
終日厚い雲に覆われたままの一日だった
気温も裸で過ごすには丁度いい頃合いである
この時間になって長閑に虫が鳴き始めた



昨日の「おくり人」の影響もあるのか
或いはお彼岸と言うことなのか・・・
馬頭琴を聞きながらの転寝の昼寝に夢を見た

夢といっても幼少期の現実の記憶と
一部が重なっている

時は昭和の32年秋。
彼岸も過ぎ夏の名残もすっかり消えた
10月の半ばの午前10時ころである
といっても正確な時間ではないが・・・
記憶にある後の状況からそう判断している

家の前に1台のマツダのオート三輪が止まっている

布団袋ひとつと衣類が詰まった別の袋物が数個
他には鍋釜の類が少々・・・そして
二階からの階段の降り口に纏めて置いてあった
私達親子の茶碗と箸が一揃い・・・

この日の朝食事はまだかと母親に尋ねると

「お握り」の言葉に何かお弁当を持っての
お出かけかと心が弾んだが実は少々違っていた

「お握りが出来るまで外で遊んでおいで」の言葉に
二階から降りようとする私の目に入ったのは、
階段の下から3段目の辺りに幾つかの茶碗とお箸が
重ねて置いてある極めて不自然な光景である
「何で・・・」と思いながらも倒してはならじと
竹製の手すりに掴まりながら、振動を出さないように
ゆっくりと階段を降り、5歳の子供の手には
一度では余るその重なりをそっと階段下まで下ろした

下の階には人気はなく祖母、叔母達は
どこかへ出かけた様子だったが
仏間から線香の香りが漂ってきていた
障子を開け部屋を覗くと残り僅かな蝋燭が
火を落とそうとしており八畳の部屋は
線香の強い香りが立ち込めていた

暫く裏庭で遊び、台所のある離れと
母屋の中間辺りの食堂にあたる一角に帰ってくると
母親が炊き立てのご飯で熱そうにお握りを握っている
「お食べ・・・熱いよ・・・」と
出された小さな握りを頬張りながら
先ほど階段下に置いた茶碗を指差し
「さっきは階段のあの辺に
 置いて有ったけど何で・・・」と母親に尋ねてみた
「私も分からないけれど・・・でも、お父さんには
 云わない方がいいわねぇ・・・」と
そっと割烹着の袖で頬を拭った

それから暫くすると父親が連れて来た
数人の男達と共に荷物の積み出しが始まった
運送屋ということではなかったようだが
風体からすると・・・ひょっとして・・・
麻雀の博打仲間だったのかも・・・(~‘~)

荷台に積まれた荷物の量からも想像着くが
積み込みに左程の時間は必要としなかったのだろう
母親は妹を抱え助手席に乗っている
父親に抱き上げられ荷台に乗せられると
後追いで並んで座る父親が何時になく
確りと抱きかかえた
あまりの力の入りように振り向くと
父親の返した作り笑顔に一筋の涙が光っていた

オート三輪はバタバタとエンジンの音を響かせ
実家から離れていく・・・・

見上げれば雲ひとつない真っ青な空・・・

前置きが長かったが・・・夢に出てきた映像は
この荷台に乗る前から始まるが会話は
走り始めた車の上でのもの・・・

「何処に行くの・・・」
「立川だよ」
「立川って・・・」
「そんなに遠くないよ。車で10分ほどだろ」
「何で行徳を出るの」
「今、理由を言っても分からないだろう」
「ふーん・・・」と、これは52年前の
現実の会話である

何でこんな映像が夢にでてくるのかと思いながら
夢の中で再び父親の顔を見ると・・・
土ぼこりに塗れた顔にまた一筋涙の後が見えた

毛皮の帽子を被り、衣装も違っている
馬賊の衣装と云おうか・・・少なくとも
60年以上前の大陸の地回りしているときの
腰には拳銃をつけた馬賊の衣装
靴も皮の半長靴である

「何で・・・」と見渡すと風景も違う・・・

周りに民家などなくなだらかな丘の続く
見渡す限りの黄色に染まった秋の草原である
耳元にはなぜか馬頭琴が哀切を帯びた
「大草原」のメロディーを奏でている

夢の中での会話は続く・・・

「でも、こんな何にもないところでいいの・・・」
「いいんだよ・・・。ココがどこか分かるかい
 お父さんの人生が終わったところだよ」
「人生って・・・」
「人が生きている間のことだよ」
「だって・・・まだ生きているのに・・・」
「日本が負けたとき・・・居たところさ」
「負けたって・・・戦争???」
「そう・・・ちょっと前の話さ・・・
 それから山西に行って・・・」
「そうだ。国民党と合流したんだよね・・・
「それも4年で終わり・・・ 日本へ帰ったとき
 本当にオレの人生は終わったのさ」
「じゃ・・・今は何処へ行くの」
「立川だよ。さっき云ったろ・・・」
「でもここは広い原っぱだよ」
「もう原っぱじゃないだろ。よく見てごらん」

そう促されて辺りを見回すと
車は中央病院の辺りを走っていた
さっきの絵は何だろうと思いながら
病院の方を見ると3階の窓からニコニコと笑顔を返す
母方の祖父の姿があった

ここで目が覚めたが・・・
夢の中の会話を検証すると
私が5歳位から12歳位までの間に聞かされた
現実の話が夢の中で父親との会話として
改めて話されているが・・・
なぜこの時期に・・・・こんな夢・・・(~‘~)

最後に登場した母方の祖父は
夢には初登場であるが・・・
やはりそれなりの理由があるのだろう・・・
従兄弟の死はちょっと重たい

明日は中日・・・



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最終更新日  2009年09月23日 00時51分55秒
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