新しいスピリチュアルな考え方の提案・LORAN

新しいスピリチュアルな考え方の提案・LORAN

2015年07月11日
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子ども 「仙人さん、こんにちは。」

仙人 「やあ、こんにちは。」

子ども 「家族がみんな忙しいので、遊びに来たよ。」

仙人 「学校はお休みかい?」

子ども 「・・・」

仙人 「まあいい、遊んでいなさい。」

子ども 「仙人さん、なぜ、みんな忙しいの?

     仙人さんは、どうして忙しくないの?」

仙人 「坊やは、忙しいという字を知らないだろうね。



子ども 「こころが亡くなるって?」

仙人 「こころとは、人間にとって最も大切なことを言うんだ。

    愛情や優しさや慈しみのことだよ。」

子ども 「じゃあ、こころが亡くなったら、どうなるの?」

仙人 「こころが亡くなったら、ただ生きているだけになる。

    それも、愛情や優しさが無いから、お互いが傷つけ合うようになるね。」

子ども 「そうなったら、どうなるの?」

仙人 「人々は、相手を傷つけ合い奪い合い、悲しく苦しい悲惨な人生になるね。」

子ども 「ボク、そんなのイヤだよ。」

仙人 「そうさ、そうなったらおしまいだよ。」

子ども 「そうならないためには、どうすればいいの?」



子ども 「どうしたら、こころが亡くならないの?」

仙人 「目の前の生活に、夢中にならなければいいのさ。」

子ども 「夢中になるって?」

仙人 「坊やが遊びに夢中になるのは、楽しいからだね?」

子ども 「うん!」



    だから、こころが亡くなることはない。

    しかし、こころが歓ばないことに夢中になるので、亡くなってしまうのさ。」

子ども 「ふう~ん。」

仙人 「こころが歓ばないこととは、愛情や優しさや慈しみが無いことだ。

    自分だけが良ければいいとか、他の人の不幸を望むことだよ。」

子ども 「へえ~、そんなことを思う人がいるんだ。」

仙人 「そうだね、多くの人がそう思っているよ。」

子ども 「仙人さんも、そうなの?」

仙人 「そうだよ、私も昔はそうだったよ。」

子ども 「いまは違うの?」

仙人 「いまは違うね。

    そんな生活がいやになって、こうして山奥で一人で暮らしているんだ。」

子ども 「じゃあ、みんなが仙人さんみたいになればいいんだ。」

仙人 「そうだね、ここには誰もいないから、人に気を使うことも、羨むこともない。

    たまには、こんな生活もいいかも知れない。」

子ども 「でも、どうして、みんなは仙人さんのような暮らしをしないの?」

仙人 「そりゃそうだ、みんなは今の生活に夢中だからね。」

子ども 「でも、仙人さんは、ここに来たんでしょ。」

仙人 「そうだよ、そんな生活がいやになったからね。」

子ども 「じゃあ、他の人は、いやにならないの?」

仙人 「多分、いやになっている人の方が多いんじゃないのかな?」

子ども 「どうして、仙人さんにならないの?」

仙人 「それは、勇気が無いからだろうね。」

子ども 「勇気がいるの?」

仙人 「いまの生活をやめることは、勇気が必要だよ。

    それに、やめたら、いまの幸せが無くなるかも知れないと思っているからね。」

子ども 「やめたら、いまの幸せが無くなるの?」

仙人 「いや、いまの幸せが無くなっても、もっと大きな幸せがあるよ。」

子ども 「それなら、いいじゃん。」

仙人 「誰でも親の生き方を見て育っているから、親の生き方しか知らないんだ。

    ただ、努力することしか知らないんだ。

    我慢して働いて、生活することだけしか知らないんだよ。」

子ども 「でも、こころが亡くなってしまうんでしょ?」

仙人 「そうさ、こころが亡くなるから、幸せになれないのさ。」

子ども 「お父さんやお母さんは、毎日、神棚や仏壇に手を合わせているよ。

     神様や仏様は、助けてくれないの?」

仙人 「いや、神様や仏様は助けているよ。

    いままで、無事に暮らして来たのは、助けてくれたからだよ。」

子ども 「じゃあ、幸せにしてくれるよね?」

仙人 「神様や仏様は助けてくれるが、幸せになるかどうかは、自分が決めるんだよ。」

子ども 「だって、幸せにして下さいって拝んでいるよ。」

仙人 「そうだね、拝んでいるね。

    でも、自分が幸せになることを決めなければ、幸せになれないよ。」

子ども 「あれ? 拝んでもダメなの?」

仙人 「拝むのは自由だよ。

    でも、幸せになることを自分が決めて、自分が幸せにならなければならないんだ。

    神様や仏様に幸せにしてくれることをお願いしても、幸せになれないんだよ。」

子ども 「じゃあ、お父さんやお母さんは、なんでお願いしているんだろう?」

仙人 「それは、自分のお父さんやお母さんがして来たことをマネているんだろう。

    それに、宗教が教えたことを信じているんだろうね。

    でも、それも自由だよ。」

子ども 「ボクは幸せになりたい。」

仙人 「そうだよ、幸せになりなさい。」

子ども 「こころを亡くさなければいいんでしょ?」

仙人 「そのとおりだよ。

    愛情や優しさや慈しみを持って、自分にも他の人にも接すればいいんだ。」

子ども 「うん、わかった。

     ボク、そうする。

     じゃ、帰るね。」


少年は、来たときよりも、足取り軽く帰って行きました。

仙人は、その後ろ姿を見守っていました。  





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最終更新日  2015年07月11日 16時10分50秒
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