*ひまわりになったら*

2006/06/07
XML
カテゴリ: 映画
友達と見てきました。


なんというか、なかなかマニアックな映画でした。
CM見て「あっ、面白そう~♪」と思って見てみたら、
「・・・なんじゃこりゃ?」となってしまう人もいるかもしれない。
けっこう高度な視点が要求される作品。

まず、あの時代が好きである程度の知識がないと、
おおよそのストーリーも把握できないんじゃないかなぁ。
忠臣蔵討ち入りだとか、徳川綱吉の生類憐れみの令だとか、
まず最低でもそういう歴史背景を知っていないと状況が飲み込めないし、

刺激的なものであったかも分からないまま見ても、つまらないと思う。


かく言う私は戦国~江戸大好き人間ですので、
もちろん充分楽しめました。
キャストも好きな俳優ばかりだったし。いやしかし、豪華。
やっぱり古田新太いいね。センスも演技も抜群。


なんていうかさ、
ちょっと『功名が辻』の山内一豊と青木宗左衛門がかぶった。
一豊は戦国の世に生きた男だけど、
宗左衛門は戦もない平和な江戸時代を生きた男。
たとえ時代がそうであっても、
やっぱり「人を殺して功名を立てる」なんて事はおかしいよね。

やってることは同じなんだから。どう考えても、馬鹿げてる。
たとえそんな時代でも、武士だとしても、侍でも、
「なんかこれ、ちょっと違うんじゃないのか?」って疑問に思うのは当然なんだよ。
というか、そう思わなきゃ人間じゃない。人が、人じゃなくなってしまう。
我の死を恐れずに他の死を奪う・・・そんなことが本当に美しいことなの?偉いことなの?


貧乏でも、戦う力はなくても、いつだって誰よりもしたたかに生きてきたのは、
将軍でもなく、大名でもなく、畑を耕す農民や商人なのかもしれない。
それは昔も今も変わらないんじゃないかな。

でもやっぱり、歴史の中で人気のある時代にはたくさんの人が死んでる。
だから戦国時代は人気があるけれど、
平和な江戸時代はあまり脚光を浴びないんだよね。
たしかに浪漫はあるかもしれないけど(実際私も信長好きだし)、
きっと“それだけ”じゃないはずだよね。
だから宗左衛門も仇を討たなかったんじゃないかな。

平和な時代に庶民から脚光を浴びた仇討ち。
でもそれをできなかったへっぽこ侍の宗左衛門が、私は好き。


是枝裕和さんの作品は初めて見たけど、
独特のまった~りとした時間を流れさせる映画を撮る人だね。
面白かったんだけど、あまりにまったりなんで途中ちょっと眠くなっちゃったよ(笑)
よく色んな友達から「『誰も知らない』は面白くなかった」って聞くんだけど、
ちょいと見てみたくなりましたなぁ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006/06/07 09:23:21 PM
コメント(0) | コメントを書く
[映画] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: