5000マイルの愛

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2006年03月16日
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今日はいつもより少しまじめに日記を書いてみようと思う。

先日、こんな記事を見つけた。
小学校の段階で英語教育を実践している公立小が、今年度ですでに全体の9割を超えているというのだ。そして、中央教育審議会の外国語専門部会も、英語の必修化に向けた検討を進めていると言うから更に驚いてしまう、というよりも正直、ショックだった。

私が、好きで口ずさむ唱歌のひとつに故郷という歌がある。
うちの母は、いつも台所で料理をしながら私たちにいろいろな唱歌を歌ってくれた。私たちはその母の手伝いをしながら、いつもいろんな歌をいっしょに歌っていたのだ。その中のひとつがこの歌で、今でも、辛かったり、悲しかったりした時には、口をついて出る歌のひとつなのだ。

【故郷】
一、兎追いし(うさぎおいし)かの山
小鮒釣りし(こぶなつりし)かの川
夢は今もめぐりて
忘れがたき故郷
二、如何に(いかに)います父母(ちちはは)
恙なしや(つつがなしや)友がき(ともがき)
雨に風につけても
思いいずる故郷
三、こころざしをはたして
いつの日にか帰らん
山はあおき故郷
水は清き故郷

これを読んだだけで、生まれ育った故郷の情景が走馬灯のように頭を駆け巡る。では、これを海外の人たちにどう説明したらいいのだろうか?どんな英語を連ねて表現すれば、理解してもらえるのだろうか?答えはほぼ不可能に近いと言ってもいいかもしれない。いや、不可能だろう。これから先、どんなに私の英語が上達したとしても、やはりこの詩に描かれた情緒までを英語で伝える事はやはり無理だろう。

しかし、その説明できない部分こそが、実は日本語の美しさである所以なのである。それをなぜ、小学校でもっと時間をかけてゆっくりと子供たちに伝えないのだろうか?それどころか、なぜそんなに先急ぐのか?あなたたちの生まれ育った国は、とっても素敵なんだよと、なぜ、教育に携わっている関係者たちが、もっと真剣になって子供たちに教育できないのだろうか?

国際社会で生きていくための英語は、確かにこれからは、必要とされてくるかもしれない。しかし、このままでは、自分の国や文化を知らない、そして日本という国を誇れない子供たちがますます増えていってしまう。それでは真の国際人とはいえないような気がする。それでいいのだろうか?

英語が喋れるというと、聞こえは格好いいかも知れないが、それよりも、きれいな日本語をきちんと丁寧に話せる日本人の方が私は、もっと素敵だと思うし、自分もそうなりたいと常日ごろから思っている。

古き良き時代の日本が、今、どんどん日本社会から姿を消し、それに取って代わるように、欧米からの文化の荒波がものすごい勢いで押し寄せてきている。その勢いに飲み込まれたままでは、日本文化が廃れていってしまい、いつかはその古き良き時代の日本が、ただの夢物語や、伝説になってしまう。それではいけないような気がする。子供たちに残すべきものや、伝えるべきものをきちんと伝えるための機会を与えてやるのが、私たち大人に課せられた責務ではないだろうか。

英語を習ってる子供たちが悪いのではなく、英語を喋れないという自分たちのコンプレックスを子供たちに押し付けている大人たちが悪いのである。子供たちには、まずは、素敵な日本人に育ってほしい。そして時期が来た時には、その巣から国際舞台へと大きく羽ばたいて行って欲しいと、海の向こうからそう願わずにはいられない。

日本語だって、消して捨てたもんではない!
自分の国を愛せるからこそ、国際社会で自信と誇りを持って生きていけるのではないだろうか?私の考えは間違っているのだろうか?もう今の日本社会では通用しなくなっているのだろうか?

Love and miss you,





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最終更新日  2006年03月17日 11時44分48秒
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