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3連休最後のきのう、娘と豪邸での写真講座に参加してきました。
まぁ、目を見張る真白モダンなドラマの中の家みたいでした。
手土産を兼ねて持って行ったお花がぴったりでよかったっす。
写真は先生の一眼を借りて撮影中のご機嫌娘でっす。
先生に構え方がギョーカイ人しているって言われてご機嫌![]()
あ、この子、ここでは七重でしたね。
…ということでご対面劇場最終編でございますよー。
登場人物:◎田、七重、夏雄、M子
金沢市内の小洒落た串揚げ屋のテーブルを挟み。
◎田の横に七重、◎田の向かい側がM子、隣に夏雄が座っていた。
「遠慮せんと、どんどん欲しいもん注文しまっし」
そう夏雄に言われ顔を見合わせながら料理を決める若い二人。
◎田はがっしりとしたスポーツマタイプである。
「あんた、なんかスポーツしとるがか?」
「はい、野球をしていて、今も日曜野球しています。」
「甲子園に行ったんか?」
「いえ、市立なので、弱いんです」
「そーやな、私立は強いもんな、僕の高校も弱いんや。で、ポジションは?」
「はい、ショートです」
「お!渋いなー、頭がよくないと出来んとこやな」(なんちゅー見解やねん)
こんな野球談議が続いたあと、
夏雄は自分の高校時代の話を始めた。
柔道をしていて、勝ったことがなかったこと、
とにかく引き分けにするのが精いっぱいで、誰も勝てとは言わなかったこと、
そんな思い出話を小ジョッキのビールを飲みながら上機嫌で延々と話した。
◎田は「そーなんですか?」あるいは「すごいですねー」と真剣に聞いていた。
M子は夏雄の話が一区切りついたところで
「食べながらリラックスして聞いてね、真剣に聞くと疲れるよ。
それから、歴史の質問はしないように、柔道の話より長いよー」と言い、
ビールのお代りを勧めた。
夏雄は、ここでビールをグイと空け
「そうやな、自分のことばっか言うとったらいかんな、
あんた、 仕事は何しとるがや
?」
「はい、 七重さんより一つ下です
」
「あーん?」なんともちんぷんかんぷんな会話である。
リラックスしているように見えても◎田は緊張しているのだと悟ったM子
「ごめんね、斜めからだし聞こえづらかったね、
この人、年齢じゃなくて仕事は何って聞いたのよ」と間を取り持った。
「あ、すみません、年は?っておっしゃったのかと…」と焦る◎田。
「なーん、僕の言い方が悪かったんや」
「僕、食品卸会社●▼の営業をしています」
「そーか、ほんならスーパーの商品陳列の手伝いもあって休日も仕事あるやろ、大変やな」
「そういう時もありますけど、慣れてますから」
ひとしきり、簡潔に自分の仕事を説明する◎田。
終わったところで、M子は一番聞きたい事を聞いた。
「食事とか自分で作ることあるの?」
「はい、たまに自炊します。外食やコンビニ食も多いですけど…」
「へー、えらいね」
ご両親も金沢にいるが、自分は独立してアパートにいること。
祖母は認知症が進み施設にいることなどを、
自炊の話をきっかけにさりげなく話す◎田。
夏雄は全く料理ができないので、なんだか嬉しくなったM子だった。
固くなりながらもなじもうとする◎田にさらに好感をもった夏雄とM子。
七重は聞き役に回り、時々ビールや料理を◎田に進めていた。
このあと、串揚げが次々と来て、夏雄は珍しくビールのお替わりをし、
◎田も生中を3杯ほど飲んだ。
夏雄はご機嫌で、自分の若いころの話、
営業をしていた頃の失敗談などを次々話した。
そして、4人ともよく食べた、本当においしい店だった。
夏雄もM子も◎田にあまり詳しいことは聞いていない。
好感が持てて、娘が幸せそうに◎田のことを見ている、これだけで十分だったからだ。
家のこと、家族のことなどは追々わかるだろうし、
まだ婚約したわけでもないので、きょうはこれだけで十分だと思った。
「まだ、何か食べる?遠慮しないでね」とM子が聞くと、
「いえ、もう、おなかいっぱいです」と◎田。
これをきっかけに、じゃ、今日はこの辺にしておこうか?と夏雄。
そして係りの人に勘定をと言うと◎田が
「いえ、きょうは僕がお願いしたので払わせて下さい」と言う。
夏雄は「いや、予約したのは僕たちだからいいよ。」
M子も「この次はお願いね」と明るくフォロー。
すると、夏雄と七重が声を揃えて
「ありがとうございます、ごちそうさまでした」と言った。
なんとも微笑ましい対面シーンのエンディングである。
このあと、◎田を送って行った七重、
夏雄とM子も帰る車中で
「上出来やなー」
「いい感じの子だったね」と話し、
先はどうなるかわからないが、見守っていくことにした。
以上、引っ張るだけひっぱったご対面劇場です。
残業してデートをしてもだいたい12時ごろには帰ってくる娘、
やはり、意識して、二人できちんとお付き合いしているようです。
ここのところちょっと公私とも忙しく、ご訪問、レス滞っています。
ごめんなさいしながら寝ます。
あ、 別宅はひとあし遅い敬老の日の祝い膳とお花
よん。