インブリーディングはなぜ怖い?

私が子猫を選ぶ時のポイント

子猫の両親猫の血統書のコピーをいただいたら、まず 極端なインブリーディング(近親交配)がされていないか 血統内容をよく見ます。インブリーディングが何代も続いている血統ですと、肉体的に肋骨が欠損したり、内臓障害などの先天性の奇形である可能性も高くなりますし、精神的に自閉症であったり分裂症である場合があります。
尻尾のキンク(折れor曲がり)ぐらいで生きていく上であまり関係のない奇形ならともかく、一生治療が必要だったり手術が必要な奇形でも素人がパッと子猫を見ただけでは判断できません。それなら予めそういうことがなさそうな血統の組み合わせから生まれる子猫を選んだほうが安全だと思います。
精神的な問題の場合はいくら可愛がってもずっと何も反応がないなど、愛情を注いでもそれを理解することができないケースもあり、治療で治すことが出来ないケースが多いそうです。

血統書を見た時には、必ずお母さん猫の年齢もチェックします。母親になるのに適した、しっかりとした身体になるのは大体どの猫種でも1歳半頃になります。未成熟なお母さん猫から生まれる子猫には妊娠中十分な栄養が行き渡らず、虚弱体質で生まれる場合があります。あまりお母さん猫の年齢が若いのは要注意だからです。
猫の世界ではそういう決まりはありませんが、犬の世界では母犬として未成熟なメスを繁殖に使わないよう、一定の年齢に達していないメスが子犬を生んだ場合、純血種でも血統登録できない仕組みになっています。
また、猫の血統登録団体によっては同じ母猫から生まれる子猫の登録を母子の健康や動物愛護の精神から考慮して年間で何リッターまでと制限している団体もあります。あまり頻繁に同じお母さん猫を出産させているかどうかもチェックする必要があるかも知れません。

インブリーディングについて大丈夫そうだとわかったら、次のチェックポイントです。

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