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| 私が子猫を選ぶ時のポイント |
人間の手を血が出るほどきつく噛む、トイレの躾ができないなど、問題猫とされる猫ちゃんの大半が小さいうちに母猫や兄弟猫と離されてしまった猫ちゃんです。 子猫は兄弟同士で取っ組み合って遊び、お母さん猫に叱られながら人間と暮らしていく上でも必要な社会性を学んで行くのです。 子猫達が猫ベッドから自力で這い出てお部屋を探索できるようになるのが約1ヶ月齢、兄弟同士でかなり激しい取っ組み合いの遊びや、高いところに飛び乗ったり飛び降りたりできるようになるのが約2ヶ月齢、それからやっと徐々に取っ組み合いの時に相手を本気で噛んだら、次から一緒に遊んでもらえないとか、お母さん猫がだめと言ったことをしたら、失敗した時に助けに来てもらえないなど猫界のルールを覚え出します。 人間とのルールもその猫界のルールの延長線上のルールなのです。 お母さん猫に叱られたり、兄弟同士で遊びながら学ぶことを人間が替わりに教えることは可能ですが、人間は猫でないので、やはり叱ったり注意したり報復したりするタイミングは元祖猫より下手です。その分、実の親や兄弟から学ぶより子猫に教えるのに時間も手間も余分にかかります。しかも躾に失敗したら問題猫になる可能性があるわけです。 また、ずっとケージに入れられたまま育った子猫はケージの外の世界のことを全然学習していませんので、新しい家に来てから人間が生活する上で置いてある色々なものの危険性を1から教えなければなりません。 それからよく、迎える子猫は小さければ小さいほど、なつくとの風評を信じていらっしゃる方がいますが、これにはあまり根拠がありません。逆にあまり小さいうちだと、シャム猫やオリエンタルなどはとても賢い猫なので「この人が自分とお母さんを引き離した人」と認識して、警戒して何日も近寄って来ない場合もあります。新しい家に来てからお母さん猫が恋しくて夜鳴きをすることもあります。子猫が自分でフードが食べられるようになっても、母猫がまだ授乳をしている間に子猫を引き離すと、母猫は部屋中鳴きながら子猫を探して歩きます。まだ、子猫が自立して一人でやっていけないとわかっているからでしょう。 ところが3ヶ月半齢以上に成長した子猫は離乳も済んで腕白盛り、イタズラ盛りで、しょっちゅうお母さん猫から怒られます。それで、子猫は子猫なりに、第一次反抗期とでも言うのでしょうか、「お母さんたら、もう甘えてもお乳もくれないのに、怒ってばっかり!こんな家、出てってやる~!」と思うようですし、お母さん猫だって離乳した子猫の育児にいつまでも追われているより、「はぁー、早く母親って立場から開放されて、女性に戻って第二の春を取り戻したいワ(T-T)」と思っています。そこに新しいお家は子猫にもママ猫にも渡りに船な状況なわけです。 子猫にとっては新しいお家は口うるさいママ猫はいないし、ブリーダーさん宅と違って何匹かいる内の一匹ではなく、自分だけが主役で、新しい人間のパパママの注目と愛情を一身に集める立場になります。しかも大抵のオーナーさんはブリーダーさんよりも子猫を甘やかすはずです。きっと子猫は内心、「こりゃあ、いい所に来ちゃったなぁ♪」と思うことでしょう。 そしてママ猫が恋しくて夜鳴きどころか、自分が今まで生まれ育ったブリーダーさん宅なんてなかったことにして、新しいお家での生活にすばやく順応するようです。 ママ猫はママ猫で子猫達がいなくなって清々したという顔をします。 せっかく両親猫や兄弟姉妹猫がみんな揃っているブリーダーさん宅から子猫をお迎えするのですから、不適切に小さいうちに引き取ってそのせっかくのメリットを不意にしてしまうことはないと思いますよ。 |