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雨里2006さん おはようございます~
うーむ、やっぱ子供たちがいっぺんに朝出かけてくれると
家事がはかどるわぁ~・・・
とっとと最低限の家事終わらせたら、8時半には
ちょっと休憩できる。
そして、朝子供たちの食事の邪魔になるから
ニュースをつけることも出来ないんで、
新聞に一通り目を通して、情報番組をチラッとみます。
で、今日は 土曜日に会見があった、
山口の光市の母子殺害事件について。
2審まで進んで、結局差し戻し審になり
そして明日判決。
その間、9年ですよ、9年。
幾度と無くメディアの前で、気持ちを語ってきた
被害者遺族の木村さんは、当時23歳ですから。
いくら学生結婚とはいえ、社会に出てまだ2年目、
とてもじゃないが、普通なら耐えられる年齢じゃないと思う。
確かに、最初の頃は、無期懲役刑になるんなら
すぐに社会に犯人を解き放って欲しい、
自分の手で殺してしまいたい、と
感情的なことを言っていました。
でも、おそらくわたしが被害者でも同じことを思うと思うし。
が、判決を前に開かれた土曜日の会見は、
もう本当に、言葉を選び冷静に、しっかりと前を見据えて
心のうちを話していたと思います。
9年も、臨む極刑が出ず、それどころが
大弁護団が組まれて、同時に加害者は証言を一転、
そこまで、被害者なのに加害者側と闘ってきたご本人にとっては、
はぁ~?今更ナニを・・・?????と、
会見で、
わたしは私人である、しかし
こういった公の場にでるからには、
発言には責任があるし、不適切な発言は
差し控えなければいけない、
と・・・・
この9年、幾度となくメディアの前に出て発言してきた彼は、
紛れも無く被害者の遺族なのに
感情的になった過去もあったにせよ、
本当にきちんと自分を伝えてきたような印象があり、
どうか明日の判決が、
なんとか彼の望むようになってくれないだろうか・・・
と思うわけです。
また、彼はこうも言っていました。
もし、判決で極刑になれば、
それは自分が関わった人間が死に至ると言うことであり、
そうなったらそうなったで、一生その事実の十字架を背負うことになる、と。
人を裁くのは人であり、
事実が一つだったとしても
物事の取りかたは人によって様々で、
それによって真実が曲がることもあるかもしれない。
だから、人が人を裁くというのは、
本当に慎重にしなければいけないこと、
だとは思います。
間近に迫っている、 陪審員制度
。
土曜日の会見でも今朝の情報番組でも、
そのことにも触れていました。
もし、ある日突然、陪審員お願いします、
なんて通知が来たとして、
人ってそんなに簡単に人を裁けるもんでしょうかね。
ましてや、裁判官や弁護士、検事みたいに
専門に勉強して資格とってるわけではないシロートの人間に、
判決に関わるようなことをさせていいのかな・・・。
この事件は、被害者のやり場のない怒り、
そして実際にあまり救済されていない事実を
広く世間に知らしめてくれました。
にしても、やはりお話を聞くたび、
この事件を考えるたび、
本当にいたたまれない気持ちになります。