美作的日々

いやーーー、今更なんだけど急にハマってしまって
以前、 NHKのドラマ で見たときに、
この子（息子でもおかしくない年齢なので、、、失礼）上手いなー
と思った役者さん、 池松壮亮 くん。

その後、思い出したようにwikiってみたら
結構キャリアが長い役者さんなんですねー
ミュージカルでデビューして、 ラスト・サムライ では トム・クルーズ とも共演、
大河ドラマや人形劇（声）など、NHK率もかなり高い。
そして、、、出演映画もわたくし、いくつか持っていることが判明。
まだ見てないんだけど。

で、まずはひとつ見てみた。

砂時計
（2008年「砂時計」製作委員会）
監督・脚本：佐藤信介
原作：芦原妃名子

あらすじ
14歳の杏（ 夏帆 ）は、両親の離婚を機に母の美和子（ 戸田菜穂 ）の
故郷である島根にやってきた。新しい土地に馴染めない杏を迎えたのは、
近所に住む大悟（ 池松壮亮 ）や藤（ 塚田健太 ）、
そして藤の妹の椎香（ 岡本杏里 ）だった。
しかし、祖母（ 藤村志保 ）との生活に馴染めない美和子は、
杏を残して自殺してしまう。どうしようもない感情に襲われた杏は、
砂時計を母の遺影へと投げつける。それは、巨大な砂時計が設置された美術館で、
母が買ってくれた思い出の品だった。
傷ついた杏を支えるのは、大悟だった。しかし、父の正弘（ 風間トオル ）に
引き取られることになった杏は、東京へ転校することになる。
思い出の砂時計を大悟に託す杏。高校に進学してからも、
二人の遠距離恋愛は続いた。しかし、いつしか杏に恋していた藤や、
大悟に寄せる椎香の思いに挟まれて、杏と大悟の関係は次第にもつれていく。
思えば思うほどに大悟を傷つけてしまうことへの自責の念にかられた杏は、
別離の言葉を告げる。
それから10年後。成長した杏（ 松下奈緒 ）は、
佐倉（ 高杉瑞穂 ）と婚約を交わしていた。
祖母に挨拶するため島根を訪れた杏は、同窓会で大悟（ 井坂俊哉 ）と再会する。
そして大悟は、ずっと預かったいた砂時計を返して、杏の結婚を祝福した。
結婚の準備を進める杏だが、大悟から返してもらった砂時計を
佐倉に見咎められてしまう。過去に執着する杏に苛立った佐倉は、
婚約破棄を決意した。同時に、砂時計も粉々に砕け散った。
すべてに疲れて、島根に帰郷する杏。自殺した母への幻影と自身が重なって、
母と同じ愚かな結論を選択しようとする彼女だが、
その場に訪れた大悟によって奇跡的に一命をとりとめる。
大悟は、新たな砂時計を杏に贈る。
そして二人は、共に新たな人生を歩み始めるのだった……。

ってことで、、、、、

原作マンガは読んでませんが、
昼ドラ見てたので、、、、結構ハマって見ていたし。
で、その昼ドラのイメージがあったので
この映画版の配役を見たときに、うーーん･･･？？？
と感じたのは確か。

それもあって、とりあえず録画はしたけどしばらく手をつけなかったわけ。
しかも、池松壮亮という役者をしらなかったので
先日のドラマ見て、いいなーと思ってwikiるまで
出てることすら知らなかった･･･ごめん、ファンのみなさん


もとは結構長い物語で、昼ドラの場合は長い期間つかって描くことも出来ていたし
子供から少年・少女期、そして大人へ、
小さなエピソードや気持ちの移り変わりが積み重なっていく様子が
うまく出来ていたと思ったけど、、、

やっぱ、２時間そこらの映画にそれを凝縮するのは
無理があるんじゃないの？？という印象です

時空のつなぎ方とか、かなりキビシイなーと思うところがあったし
杏と大悟の気持ちの動きとか、大人のエピソードも
とってつけた感じで･･･残念。
原作は知らないけど、小学生の頃に　　
転校してきた杏が、大悟や藤、椎香と積み重ねた日々があるから
美和子が死んだときに大悟が支えになる、というのはわかるけど
映画の場合、中学で転校してきてすぐ母親が亡くなって、
そのときにはもう大悟は一生一緒にいる、と抱きしめる・・・という、
気持ちの積み重ねが少ないのが、なんとなく違和感。

大人の二人は、イメージは、、、、まあ近からずって感じ。
中学～高校の杏と大悟はよかったな。

どっちにしても、池松壮亮目当てで見たんで、
彼の部分メインで見たって感じだし。

中学生の二人、 すごくかわいいんだねー
実際には、中学生より大人に見えるけど、それはいいのだ。

父親に引き取られて東京に行くかも、
と大悟に打ち明けたのは、中学のキャンプ？の帰りの電車、
同級生はこのとき虹が見えて、逆側の窓にみんな寄ってるときに
大胆にも・・・キス・・・これ、中学生っすから
羨ましいけどっカワイイからいいのだ

出雲大社に行くところは ドラマも一緒かな。

その帰りに母親とかつて訪れた海岸で、
大悟に砂時計を託す杏。

ただ、高校生になって 　杏と同じく東京に行った藤が
杏にキスをしたことを知って動揺する大悟が、結構大人びていて
役者的にはそんなに時間が流れていないハズなのに
どんどん男っぽくなる大悟がよかった・・・惚れるっ
できればこのくらいの年に戻って、大悟みたいな男の子に会いたいっ

このあと、キャンプのときに行っていた森にある小屋で
二人は結ばれるんですが、、、、
杏が頬に触れたときにふっと目を伏せたり、本当にちょっとしたしぐさに
ものすごく演技の上手さを感じます。


まあ、細かいことはこの際無視して？
この学生時代の二人の淡く切ないストーリーを
単純に楽しむのだっ

本当に彼は、細かい表情もいいなーと思う。
過去作品を動画でちょっと見たけど（大河とか）
すごく力のある俳優さんだ、というのがわかります。
非常に今後が楽しみですねー

私的には、シリアスな役、青春もの、だけではなくて
この前の オー・マイ・ゴッド のようにかなり３枚目が入っている役が
上手いと思える人ほど、ハマる傾向にあるようです・・・



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ストーリー的に、映画には難しいと思う作品だけど
なんとか見ることが出来たのは、
お目当ての役者が出ていた以外に、
キレイなロケーションと方言を大事にした設定、ですかね～

駅も海岸も森も畑も、、、、きれいでした。
でも、作品的には・・・・ちょっと物足りなかったかも。
若い二人のハッピーなシーンをもっとたくさん見たかったなー