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雨里2006さん 溜まっている録画、しかもビデオの整理もせねばならん、、、
ということで、久々に見ました。
アメリカン・スプレンダー
AMERICAN SPLENDOR(2003年アメリカ)
監督・脚本:シャリ・スプリンガー・バーマン、
ロバート・プルチーニ
あらすじ
オハイオ州クリーブランドで病院事務員として働く
ハーヴィー・ピーカー( ポール・ジアマッティ
)は、2度目の妻に逃げられてしまい、
冴えない毎日を過ごしている。
コンプレックスまみれの彼だが、音楽には詳しく、ジャズの評論を書いたりしている。
古いレコードをガレージセールや中古屋で見つけてはコレクションする、
そんなある日、近所のレコードのガレージ・セールで、
内気なロバート・クラム( ジェームズ・アーバニアク
)という男と知り合う。
2人は意気投合するが、まもなくクラムはコミックの才能を発揮し、
サンフランシスコへ移住して一躍有名作家になった。
あせりを感じたハーヴィーは、自分の日常を題材に、
絵とは呼べない棒線でコミックを描いてみる。それを面白がったクラムは、
ハーヴィーのその原案に絵をつけて作品を完成させる。
それが『アメリカン・スプレンダー』として刊行され、たちまち大人気となった。
それでもハーヴィーは病院での勤務を続け、同僚のオタクの
友人トビー( ジュダ・フリードランダー
)との会話などが、コミックのネタになった。
そんなある時、デラウェア州のコミック専門店を経営する女性、
ジョイス・ブラブナー( ホープ・デイヴィス
)が、ハーヴィーに手紙を出した。
彼は彼女をクリーブランドまで呼び寄せ、まもなく2人は結婚する。
ハーヴィーの名声は年々高まり、ついにはテレビの人気トーク番組への
出演もこなすようになった。
しかしやがて癌が発覚。つらい治療を経て1年後、
ハーヴィーとジョイスは養子を迎える。そしてハーヴィーは、
同僚たちに囲まれながら長く勤めた病院を定年退職するのだった。
アメリカで大人気のコミック『アメリカン・スプレンダー』の作者、
ハーヴィー・ピーカーの半生を、実在の本人たちの登場を交えて描く伝記映画。
という作品です。
なんというか、アメコミ風な演出が随所にあり、
冒頭からなんだか目が放せないというか・・・
申し訳ないが、ハーヴィーは決してカッコイイわけではなくて
むしろさえないというか・・・
演じているポール・ジアマッティも
そういう役柄がはまっているだけど
時々出てくるハーヴィー本人も、かなり、その・・・・こんな感じ
本人と、本人役がやたら似てる。ジョイスもかなり似てる。
実在のコミック原作者の半生を映画化ということで、本人も登場するんで
実話なんですよねえ、それがなんというかスゴイ。
ガレージセールで知り合った
内気なオトコがコミックで成功し、その彼がハーヴィーの日常を綴った原案に
絵をつけたらこれまた大当たり、原作者のハーヴィーも一躍有名に、
というのがなんともアメリカンです。
嘘のような本当の話。
それに、その後結婚することになった
ジョイスとの出会いも、コミックのファンだったジョイスが手紙のやり取りから電話、
そしてハーヴィーのもとへやってきて、一緒に住むようになり、、、、
とかなりドラマな感じ。
この、ジョイスもかなり変わり者と言うか、なんというか・・・
衝突する部分もあるんだけど、ハーヴィーとは分かり合える部分があって
結局仲良く暮らしていくんですよねー
その一方で、ハーヴィーに癌が見つかり、闘病生活に、、、
と、なんだかジェットコースターのような人生を、
アメコミを交えながら、一緒に経験していく気分でした。
ハーヴィーやジョイス以外にも、
職場のオタク・トビーなども実際に本物が出てきたりして、
いちいち役者が似てるもんだから、だんだん混乱しちゃいます。
なんつーか、ビジュアル的には全然魅力的じゃないのに
妙にじっと見てしまうといいますかねー
ラスト、本物のハーヴィーが退職する職場でのお別れ会に、
これまた本物のジョイスと、養子となった娘(これまた役者と実物が似てる!)、
みんなが出ていて、バラバラのピースみたいな3人の家族が
しっかり繋がって退職を祝うシーンがなんとも暖かい。
いつも眉間に皺をよせて難しい顔をしていて、、、、
バツ2で地味な仕事で、、、、なんてなると、人生くさってしまいそうなのに
そうならないのがね、等身大でもあり、人生なんだな、とも思い・・・
なんだか不思議な映画でした。
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アメリカン・スプレンダー クリーブランドの街角よりハービー・ピーカーの人生/ハービー・ピーカー/明浦綾子