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雨里2006さん このシリーズのドラマは、
ちょっと重いかな・・・
と思って最初はなんとなく躊躇するんだけど
結局見始めると本当に引き込まれるというか、見応えがあります。
罪と罰
につづいて、、、、
今度はこちら。
マグマ MAGMA
WOWOWプライム
日曜日22:00~
木曜日22:00~(再)
あらすじ
外資系ファンドに勤める妙子( 尾野真千子
)は、社長の待田( 津田寛治
)に、
買収したばかりの不振企業の再建を任される。
その企業は、地熱エネルギーを供給・開発している「日本地熱開発」という
地方の小さな会社だった。左遷ではないかと不満に思いながらも、
事業を立て直すべく乗り込んだ妙子は、現社長の安藤( 谷原章介
)に
経営状況を厳しく追及。社員リストラと赤字部門閉鎖による合理化を発表し、
長年研究に命を燃やしてきた所長の御室( 長塚京三
)らの猛反発を受ける。
収益性を確保し、企業を立て直すという信念のもと突き進む妙子。
しかしやがて「日本の未来を担うエネルギーを開発する」という御室らの思いと、
地熱発電の可能性を知るにつれ、自分の果たす役割を見つめ直すようになる。
そんな中、日本地熱開発の前には、利権を狙うやり手政治家の龍崎( 石黒賢
)や、
原子力発電を推進する大学教授・宇田川( 大杉漣
)らが立ちふさがる。
これまた、えっ、そことそこが繋がってるの??
というような、人物の相関図が面白く、
番組HP
でざっと確認しても、それだけでかなり興味をそそられます
だいたい1話でその人物関係が大まかにわかり、
今、2話までおわってるんだけど、、、、、
全5話なんて・・・もったいないっ!
事実上の左遷で社長としてやってきた
地熱発電研究の会社は、業績があがらず妙子の会社に買収されてるんですが
そこで今までのやり方で再建(というか、利益を出すための切捨て)を
最初はしようとしていた妙子。
妙子の立場も、やはり身に覚えの無い左遷なわけだし、
どうにか自分の仕事を全うしようとしますが、、、
そこだけではなくて、ライバル会社とか政治とかマスコミとか
あれもこれも絡んできまして、、、、
この原作は、"ハゲタカ"でも話題になった、 真山仁
原作で、
実は3.11の震災による原発事故前の2006年にもう描かれていたもの。
先見の明なんでしょうか、既に作者は
この時から、
現代社会のエネルギー資源に関して問題を提起していた、といえます。
ちょっと驚いてしまいます。
だからこそ、とても考えさせられる内容です。
以前も震災後のエネルギー源の問題が取りざたされ始めたときに
日本に豊富な地熱発電の開発に関して
新聞などで目にしました。
今、原発再稼動に関して賛否両論でありますが、
日本や世界は、エネルギーのありようについて
いろいろな可能性を模索する時期にきていることは
間違いないんですよね・・・
既に、たくさんの研究や開発がなされているだろうけど、
あまり一般市民には伝わってこない部分も多いかと思います。
このドラマは、そのあたりに目を向けるきっかけにもなるかもしれません。
角川文庫 ま29-1マグマ/真山仁