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美作dongdong
美作＝阿部力くん大好き！ 阿部くんネタはもちろんですがー 今まで行った旅行のこと、これから見たい所蔵映画ビデオ数百作、好きな本・好きな音楽、何でもあり！のブログです （2006/8/12start）
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2020.02.16
カテゴリ： 好き好き！本・雑誌
一気に読みましたね、
これも出演映画の原作でございます。
作者が、大泉洋あてがき、と言っていただけあって
入り込みやすかったのかな。
騙し絵の牙
塩田武士
あらすじ
中間管理職でもある40代半ばの彼は、周囲の緊張をほぐす笑顔とユーモア、
コミュニケーション能力の持ち主で、同期いわく「天性の人たらし」だ。
ある夜、きな臭い上司・相沢から廃刊の可能性を突きつけられ、
黒字化のための新企画を探る。
大物作家の大型連載、映像化、奇抜な企業タイアップ。雑誌と小説を守るべく、
アイデアと交渉術で奔走する一方、
巻き込まれていく社内政争、部下の不仲と同期の不穏な動き、妻子と開きつつある距離……。
交錯する画策、邪推、疑惑。
次々に降りかかる試練に翻弄されながらも、それでも速水はひょうひょうとした
「笑顔」をみせる。しかしそれはどこまでが演技で、どこからが素顔なのか?
やがて、図地反転のサプライズが発動する。
出版業界の現状と未来を限りなくリアルに描いた群像小説は、ラストに牙を剥く！
（以上KADOKAWA）
世の中がネット化電子化で大きく変わっている、その風をかなりまともにくらっている
出版業界。普段あまり意識することはないけど、知らない業界なので
その裏とか厳しい実情とか、知ることができる単純な面白さ。
いや、ホント厳しいよな、と思うし、でも私は紙派だからさ、
読む年齢で、そういう感覚って変わるのかもね。
同じような年代で仕事してる人、管理職の人、すごく共感する部分はあるのでは。
途中からすっかり速水のかたを持ってしまうんだよね。
応援しながら読んじゃう。
奥さんと雲行き怪しくなり、離婚へ進むくだりも
奥さんの味方ではなく、速水の味方になってしまった私
ちょこちょこと、英会話の勉強をしている描写が出てくるのだが
いろんな小さいことが、実は最後の大逆転の布石になっていた。
最初から９割以上、会社やいろんなことに苦しめられて
かなり窮地に陥り、最後には退職してしまう速水。
ええ、もう文庫終りに近いんだけど、このまま失脚じゃないよな、
・・・という心配をよそに、想像していた以上の大逆転をする速水なのです。
そして最後の最後に明かされる、速水の過去。
映画は、原作よりも脇のキャラの描かれ方が違うのかなあ。
中村倫也演じるとされる、亡くなった社長の息子、伊庭惟高は
原作に出てきたか？？
撮影短かったらしいし、ちょっとしか出ないんだろうね。
ま、見るけど
他、ちょいちょい役名が違っていたり、キャラがよりはっきり描かれる気がする。
にしても、どちらにしても原作モノが多い昨今、
逆に、この作品のように映画やドラマありきで企画して出版、
そんな形はあり、なのだろうなあ。
作中にあったように、出版界はきっと大変な時代。
なにかとコラボして先を見据えたマルチメディア化、がもっと広がるのだろうか、
と現実とリンクしている感じが面白い。
私は単純なので、結構こういう分かりやすい作品、楽しめちゃいます。
騙し絵の牙
騙し絵の牙
これも出演映画の原作でございます。
作者が、大泉洋あてがき、と言っていただけあって
入り込みやすかったのかな。
騙し絵の牙
塩田武士
あらすじ
中間管理職でもある40代半ばの彼は、周囲の緊張をほぐす笑顔とユーモア、
コミュニケーション能力の持ち主で、同期いわく「天性の人たらし」だ。
ある夜、きな臭い上司・相沢から廃刊の可能性を突きつけられ、
黒字化のための新企画を探る。
大物作家の大型連載、映像化、奇抜な企業タイアップ。雑誌と小説を守るべく、
アイデアと交渉術で奔走する一方、
巻き込まれていく社内政争、部下の不仲と同期の不穏な動き、妻子と開きつつある距離……。
交錯する画策、邪推、疑惑。
次々に降りかかる試練に翻弄されながらも、それでも速水はひょうひょうとした
「笑顔」をみせる。しかしそれはどこまでが演技で、どこからが素顔なのか?
やがて、図地反転のサプライズが発動する。
出版業界の現状と未来を限りなくリアルに描いた群像小説は、ラストに牙を剥く！
（以上KADOKAWA）
世の中がネット化電子化で大きく変わっている、その風をかなりまともにくらっている
出版業界。普段あまり意識することはないけど、知らない業界なので
その裏とか厳しい実情とか、知ることができる単純な面白さ。
いや、ホント厳しいよな、と思うし、でも私は紙派だからさ、
読む年齢で、そういう感覚って変わるのかもね。
同じような年代で仕事してる人、管理職の人、すごく共感する部分はあるのでは。
途中からすっかり速水のかたを持ってしまうんだよね。
応援しながら読んじゃう。
奥さんと雲行き怪しくなり、離婚へ進むくだりも
奥さんの味方ではなく、速水の味方になってしまった私
ちょこちょこと、英会話の勉強をしている描写が出てくるのだが
いろんな小さいことが、実は最後の大逆転の布石になっていた。
最初から９割以上、会社やいろんなことに苦しめられて
かなり窮地に陥り、最後には退職してしまう速水。
ええ、もう文庫終りに近いんだけど、このまま失脚じゃないよな、
・・・という心配をよそに、想像していた以上の大逆転をする速水なのです。
そして最後の最後に明かされる、速水の過去。
映画は、原作よりも脇のキャラの描かれ方が違うのかなあ。
中村倫也演じるとされる、亡くなった社長の息子、伊庭惟高は
原作に出てきたか？？
撮影短かったらしいし、ちょっとしか出ないんだろうね。
ま、見るけど
他、ちょいちょい役名が違っていたり、キャラがよりはっきり描かれる気がする。
にしても、どちらにしても原作モノが多い昨今、
逆に、この作品のように映画やドラマありきで企画して出版、
そんな形はあり、なのだろうなあ。
作中にあったように、出版界はきっと大変な時代。
なにかとコラボして先を見据えたマルチメディア化、がもっと広がるのだろうか、
と現実とリンクしている感じが面白い。
私は単純なので、結構こういう分かりやすい作品、楽しめちゃいます。
騙し絵の牙
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