美作的日々

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2025.02.24
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今下巻を読んでる最中。
6月だっけ、映画公開ですね・・・

国宝(上)青春篇   book0704


あらすじ

この国の宝となる役者は生まれた。男の名は、立花喜久雄。任侠の一門に
生まれながらも、この世ならざる美貌は人々を巻き込み、喜久雄の人生を
思わぬ域にまで連れ出していく。舞台は長崎から大阪、そしてオリンピック後の東京へ。
日本の成長と歩を合わせるように、技をみがき、道を究めようともがく男たち。
血族との深い絆と軋み、スキャンダルと栄光、幾重もの信頼と裏切り。
舞台、映画、テレビと芸能界の転換期を駆け抜け、数多の歓喜と絶望を享受しながら、
その頂点に登りつめた先に、何が見えるのか?


映画の原作だなあ、久々の吉田作品だなあ、という程度で読み始めたのだけど
なかなか重厚というか骨太でありつつ、梨園の、しかも女形という知らない世界を
魅せてくれる、エンタメ性もとても高い読み物だな、という感じ。
また核となる二人の男性の人生をも幼少期から見ていく非常に人間ドラマ的な
愉しみもあって、先が気になって仕方がない。喜久雄も俊介も人生的な浮き沈みが
非常に激しくて下巻を読んでる今もなお、人生の折れ線グラフがあったら
上下のふり幅がスゴイ。

梨園の世界はビジュアル的に見てみたい気もする。
とりあえず下巻のあと半分、どこに行きつくのか読み切りたいです。



国宝 上 青春篇 (朝日文庫) [ 吉田修一 ]


国宝 下 花道篇 (朝日文庫) [ 吉田修一 ]





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Last updated  2025.02.24 18:06:14
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