FFいれぶんのへたれな小説とか

FFいれぶんのへたれな小説とか

January 10, 2005
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仄暗い海に 私は浮かんでいた
目も 手も 足も
髪の毛の一本一本までも
溶け込んでいくかのような
静かな水面

身じろぎすれば
波紋は私を中心に拡がり
また何事も無かったかのように
ゆらゆらと漂う


今にも堕ちてきそうで
酷く息苦しい

支えようと伸ばした腕は
空を更に狭くするだけ
わずらわしい

私の腕に 線を描く
細く 赤い 見慣れた線

ぽとりぽとりと落ちる雫は
海に溶けてはくれなかった
私を満たしてはくれなかった

ただ ただ 空虚で

何も変わりはしない

まるで水と油のように
水面に小さな穴を作るだけ
欠片は世界に溶けはしない

やがて雫は

私はいつもの海の上

もがいても波紋は起きず
ただ世界は
沈黙を守りたいかのように

目も 手も 足も
髪の毛の一本一本までも
溶け込んでいくかのように





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Last updated  February 27, 2005 12:50:42 PM
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