FFいれぶんのへたれな小説とか

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January 21, 2005
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カテゴリ: 七番目の魔法塔
 広大な国土を誇るウィンダス連邦は、四つの区画に分けられている。
 二つのギルドを持ち、商業の中心として賑う森の区。調理ギルドを持ち、魔法学校など国民の生活の場として親しまれる水の区。飛空挺乗り場と釣りギルドを持ち、広大な海に面している港区。そして星の大樹と呼ばれる巨大な大樹に覆われた天の塔を中心とし、高名な博士邸が周を囲む、ウィンダスの国政を司る石の区。
 ウィンダスには五つの研究機関があるが、それら各院の院長を引退した博士達は石の区に住居を持っている。個性豊かな彼ら博士達はトラブルを起こすことも多く、その後始末に冒険者が駆り出される事も多い。しかし彼らの憎めないキャラクターから、冒険者達からの人望は厚い。
 サルタバルタで黒い妙なクリスタルを掘り当てたトコがまず立ち寄ったのも、彼ら博士達のところだった。
 石の区には5つの博士宅があるが、そのうち二つは主が不在である。トコはまず、マンドラゴラの生態調査を行っているヨランオラン博士を訊ねることにした。
「おや?私に何か用ですか?」
 落ち着いた口調で、ヨランオランはトコの方を振り返った。前・鼻の院長であり、博士達の中では最も落ち着いた物腰で冒険者と接する。
「あの~、サルタでこんなものを掘り当てたんですけど…」
 おずおずとトコは黒いクリスタルを差し出した。ヨランオランはしげしげとそれを眺めた後、興味を失ったようにそれをトコへと返した。

「あの、これは何なんでしょう…?価値のあるものなんですか?」
「珍しいだけで価値が上がるというわけではありません。問題はそれを欲するものがいるかという事ですよ」
 そう言うと、ヨランオランはトコに背を向け、また自分の研究を始めたようだった。
「そして私が欲するものはあの不思議な生物、マンドラゴラのルーツに関わるものです」
 優秀な博士なのだが、彼に限らず博士達は興味のないものにはそれ以上関わらない。"マンドラゴラマニア"とまで呼ばれる彼の最大の欠点であるが、それ以上何を言っても無駄なことをトコは知っていた。彼女は落胆する様子を隠そうともせず、ヨランオランに短く挨拶を残し、次の博士宅へと向かった。





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Last updated  January 26, 2005 01:21:04 PM
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