FFいれぶんのへたれな小説とか

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February 9, 2005
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 そのクエストの話を持ってきたのは、友人のナイトであるユウイチだった。
「なんか簡単な依頼らしいんだけどさ、ナギサ最近悩んでるみたいじゃん? 気分転換にはいいんじゃないかと思ってさ」
 ユウイチは一言で言えば、自己顕示欲の塊である。そうでなければとともじゃないが、恥ずかしげも無く金色の鎧を着て街中を歩いたりできないだろう。悪く言えば軽薄、良く言えば・・・・・・単純?まぁ、思いつくのはそういう形容詞ばかりだ。
「なぁ俺も手伝うからさ、ちょっとやってみようぜ。最近、あんま一緒に行動すること無いしさ」
 口元に浮かぶ軽薄な笑みに、ナギサはこっそり嘆息した。彼は、体を許せば心まで許したと本気で思ってる、そういう男だ。悪い奴ではないのだが、何かにつけて馴れ馴れしい態度にはどうしてもなじめない。
「それとも何? なんか予定でもあんの?」
「・・・・・・まぁ、別にあるわけじゃないけど」
 腐れ縁ではあるが、昔からの馴染みでまだ冒険者をやっている知人は少ない。まぁ元々寄ってくる男は、どういうわけかロクな奴がいないのだけど。多分、男運がないんだろうなと、その辺は最近じゃ諦めている。
「俺ら冒険者はさ、じっとうじうじ悩むなんて性にあって無いんだよな。悩むよりまず剣を振れ。うん、うん。いい言葉だよ」

 石のベンチに腰を下ろしたまま、頭を抱える。噴水を中心とした、獅子の広場と呼ばれる四角い広場。じっと悩むには、のどか過ぎる場所だ。見上げるとほら、馬鹿みたく空は晴れてるし。
「ま、そういうわけで話はつけてあるからさ」
「はぁ? あたし、まだ請けるとか言って無いんだけど」
 すると、ユウイチは虚をつかれたように呆けた表情を浮かべた。
「え? なんで? 請けないの?」
「いあやまぁ、請けてもいいけど・・・・・・」
 すると、彼はぽんと手を打った。絶対的外れな結論を出している。
「大丈夫だって。俺がバッチリサポートするからさ」
「はぁ・・・・・・」
 ため息をつく。いつの間にか、肩に感じる手の平の感触。それを払いのけながら、しぶしぶ返事を返す。
「まぁ、暇つぶしにはなるかもね」





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Last updated  February 17, 2005 04:05:20 PM
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