浦島にきーたin Italy

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ねこ級@ 2014年 あけまして おめでおとうございます かなり前にイタリアの綺麗な景色をこの ブ…
カーサン4452 @ 。゚+.謹賀新年゚+.゚(○゚∀゚)(○。_。)ペコッ お元気ですか~? 今年もよろしくお願いい…
lovetoknit @ Re[1]:あわれだよ、ここまで無知だと・・・・(05/28) 逃亡者38号さん♪ おにーさま、病の床か…
逃亡者38号 @ Re:あわれだよ、ここまで無知だと・・・・(05/28) 少々 情報を。 フィリピン人は その知…
lovetoknit @ Re[1]:あわれだよ、ここまで無知だと・・・・(05/28) satomama8799さん♪ おっしゃるとおりです…
satomama8799 @ Re:あわれだよ、ここまで無知だと・・・・(05/28) 後進国ゆえの、無知・無教養・思想・思考…
lovetoknit @ Re[1]:あわれだよ、ここまで無知だと・・・・(05/28) カーサン4452さん♪ なんだかね、次元を超…
カーサン4452 @ Re:あわれだよ、ここまで無知だと・・・・(05/28) もう、こうやって外国人をサポートしよう…
lovetoknit @ Re[1]:真夜中の嵐(05/12) satomama8799さん♪ 登山は楽しかったです…

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乃南アサさんの「風紋」を読んだ。



上・下巻に分かれており、文庫本では1000ページの大作だ。



実はこの本を船便で送ってもらうまで、乃南アサという作家を知らなかった。


お恥ずかしながら、名前さえ聞いたことがなかった。





長編なので、読み始める前にどんな内容か知りたくて、

アマゾンで皆さんのレビューを読んで来る。



5星中4つ星半のなかなか良い評価だ。



感想も、「素晴らしい描写」とか「重苦しい内容」とか

「殺人犯の家族」「被害者の家族」など、興味がわいてくる。







そこから家族の苦悩、そして容疑者が逮捕され、

その容疑者の家族の苦しみを中心に話は続く。




で、読みながら思ったのは、1000ページもあるけど、

何度か同じような事を繰り返しているし、

何となく読んでいてもどかしい。



もしかしたら、600ページくらいに収める事ができたんじゃないの?


なんて思ったりもする。




また不思議だったのは、容疑者が警察の取調べ中に自白する場面が

あるのだが、弁護士もまだ来ていないし、叩き上げのような刑事に

ちょっと脅されたり誘導尋問をされて、罪を認めてしまうなんて、

いまだにこんな事があるのだろうか?






アメリカの刑事物を読むと、容疑者として尋問されても

まずは弁護士を呼ぶ。




金銭的に余裕のある人は、評判のいい弁護士を雇うし、

お金がない人だって、国、または州から弁護士をつけてもらえる。



だからたいていの場合、弁護士が来るまで口を開かないというのが

鉄則だ。







後になって悪知恵を働かせるというような、ちょっと理解しがたい事をする。



期待していた「重苦しい内容」だが、私の感覚が違うせいか、

全体的に全然重苦しくなくて、これもちょっとガクリ。




唯一いいところを突いてるなと思ったのは、

マスコミの勝手さと残酷さについて描写してある場面。



殺人犯の家族がマスコミに取りざたされて、隠れるように生活すること。


また被害者の家族も同様、マスコミに色々な事を書かれ、

電話にも出れない、ドアのベルが鳴っただけでビクビクしてしまうという実態。



「報道する権利」といいながら、家族を窮地に追い込んでいく描写が

リアルだった。




この「風紋」のその後を描いた、「晩鐘」という作品がある。

これも船便で届いている。


上・下巻の2冊でとてもぶ厚い。



長編ものが好きなので、少しは期待しているのだが、

「風紋」より読み応えがあればいいなぁと思う。










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Last updated  Sep 19, 2008 03:22:10 AM
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