浦島にきーたin Italy

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ねこ級@ 2014年 あけまして おめでおとうございます かなり前にイタリアの綺麗な景色をこの ブ…
カーサン4452 @ 。゚+.謹賀新年゚+.゚(○゚∀゚)(○。_。)ペコッ お元気ですか~? 今年もよろしくお願いい…
lovetoknit @ Re[1]:あわれだよ、ここまで無知だと・・・・(05/28) 逃亡者38号さん♪ おにーさま、病の床か…
逃亡者38号 @ Re:あわれだよ、ここまで無知だと・・・・(05/28) 少々 情報を。 フィリピン人は その知…
lovetoknit @ Re[1]:あわれだよ、ここまで無知だと・・・・(05/28) satomama8799さん♪ おっしゃるとおりです…
satomama8799 @ Re:あわれだよ、ここまで無知だと・・・・(05/28) 後進国ゆえの、無知・無教養・思想・思考…
lovetoknit @ Re[1]:あわれだよ、ここまで無知だと・・・・(05/28) カーサン4452さん♪ なんだかね、次元を超…
カーサン4452 @ Re:あわれだよ、ここまで無知だと・・・・(05/28) もう、こうやって外国人をサポートしよう…
lovetoknit @ Re[1]:真夜中の嵐(05/12) satomama8799さん♪ 登山は楽しかったです…

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Jan 9, 2010
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カテゴリ: ひとりごと





このリンク先の画像、10枚を見て欲しい。





移民労働者たち







戦争から逃げてきた難民のキャンプ?

ホームレスの住む所?



そんなことを想像させるこの画像。


イタリアの南部、カラブリア州にあるロザルノという市内にある

閉鎖された工場内の様子である。


ここにはアフリカからの移民たちが寝泊りしている。



トイレ、水、電気など生活に必要なものは一切なし。






毎朝夜明けになると、菜園や果樹園から雇い主がトラックでやってくる。





ここでは丁度みかんの収穫時である。



1日12~14時間労働。


夜明けから日が暮れるまでの労働。


日給は18~20ユーロだという。



イタリアの家庭の食卓に、今の時期毎日登場するミカンも

彼らの手によって収穫されたものである。





彼らは 「移動労働者」 と呼ばれる。


オリーブの収穫時にはプーリア州へ、オレンジの収穫時にはシチリア州へ

春先になると各州の菜園へと日雇い労働に出る。



彼らの大半が正式な労働許可のない不法移民である。


そして果樹園や菜園のオーナーの影にはマフィアがいる。





違法な低賃金で移民たちを搾取する。



祖国には帰れない、かといってイタリア政府にこの搾取を訴える事もできない、

(現在の法律では、不法移民はすぐに祖国に送り返される)

正式な労働許可証がないから住む所もみつからない。



こんな状況の中で、それでも生きていくために働く。







そして木曜日の夕方、仕事を終えてこの古い工場に帰ってきた男達に

3人のイタリア人が車で近つ゛き、エアガンを発砲したという。




この3人は目撃者によると、


「今日は仕事には行かないのかい?」

と、からかうように接近したという。


そして発砲後も笑っていたという。



2人の移民が怪我をし、それに気がついた他の移民たちが騒ぎ始めた。


そして事情を知り、今までの我慢や不満などが爆発した。


何百人もの移民たちが街に出る。





そして路上に駐車してある車、店先のウインドーなどを破壊する。

マンションの柵を取り外したり、公共のゴミ捨て用のコンテナに火をつける。



自宅のまわりに移民たちがあふれているのを見て、慌てたのだろうか

イタリア人男性が空に向けて発砲する。



それが引き金になったかのように、騒ぎは暴動と化する。




警察が出動し、騒ぎは少し収まった。




しかし移民たちの怒りはおさまらない。

そして被害を受けた街に住む市民たちも、この破壊行動に苛立つ。



金曜日の夜、これからの暴動を防ぐために移民たちのほとんどが

警察の用意したバスで移動させられた。





現在のイタリア政府は、移民をできるだけ排除しようと試みているのだが、

イタリアから移民労働者を排除してしまったら、一体どうなるのだろうか。



イタリア人が嫌がる、いわゆる3Kの仕事は移民たちがしているというのが実情。


不況になって失業者が増えた現在、仕事ならなんでもいいというイタリア人ももちろんいるが、

だからといって、今まで3Kの仕事をしてきた移民たちをポイっと捨てるわけにも

いかないだろう。



散々働かせておいて、賃金はスズメの涙。

人間らしく暮らせる住居もなく、動物のように地面にダンボールを敷いて眠る生活。



極限の生活を何ヶ月も続けていた人たちの我慢が、暴力となって現れたのを

非難するのは簡単だが、理解しようという気持ちも大切だと思う。



インタビューに答えていたアフリカ人男性の1人の言葉、

「私達は動物じゃないんだ。」

と何度も繰り返していたのが印象的だった。









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Last updated  Jan 10, 2010 02:41:03 AM
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