レジャーサービス研究所(東京&上海)

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2007/06/23
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カテゴリ: 運営計画



というようなスローガンやかけ声はよく聞くが、
現実に「サインが不十分ですよ」を指摘すると、
「うちは、アジアのお客さんはそんなにいないんだよねぇ」と逃げ腰になる。

確かに、10%を超えるような施設はまだ少ないだろう。
しかし、3-5%と徐々に増加していることには間違いない。
現状維持も難しい集客戦略において、
「そんなに多くない…」とは、なんともアバウトな考えである。

それで、調べてみると…、やはり増えているじゃないか!となる。


ズバリ言って、外国語、特に英語や中国語、韓国語がわからない人は、
彼らの声が聞こえないのである。
(当たり前だが)

ところが、この僕でも少しは中国語がわかるから、
「おお!この施設も中国人観光客が多いな」と思ってしまう。
さらに、彼らが「これはどういう意味だろう?」
「材料はなんだろう?」と、
レストランのメニューを眺めながら、どまどっている声も聞こえるようになってきたから、
「まずい!メニューの中文を用意しないと…」という危機感を持つようになる。

もう、わかる人達はわかっているが、
彼らの購買力は凄まじい。


(これは動向調査をすればすぐにわかる)
集客では3-5%にしか満たないが、売上げ金額になると話しは別。

80-90年代に日本人が外国に観光旅行に行くと、
数十万円ものお土産を買いまくっていたのと似たようなものである。
だから、世界の主要観光地では「こんにちは」「安いよ」などをいう、


「どうしようなか?買おうかな?」と考えていると、店員さんが、
電卓ですぐに日本円換算して見せてくれた。

当時の世界の主要観光地は日本人で相当稼いだはずだ。
今は、私たちは逆にそうした恩恵に与れるようになった。
(アジア各地の発展で)

いずれにしろ、外国人対応をは大事なので、
これ以上、足踏みをしないためには、
外国語のわかる人を採用するしかない。
もちろん語学能力を持って、接客をしてもらうのだが、
社内の意識を変えることにも役立つはずだ。
(そうしないと、ニーハオだけで終わることになる)

こういう話をしても、行ったこともない人はピンと来ないらしい。

だから、わからせるために一番いい刺激は、
せめて成田空港に行って、外国人客が抱えている荷物を見せることだと思っている。

夏休みに間に合うといいのですが…(汗)。







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Last updated  2007/06/25 02:18:40 AM
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