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出席者 司法書士A 不動産登記専門
司法書士B 商業登記もやっている
司法書士C 裁判事務、成年後見を中心
司法書士D 債務整理専門
司会 独立を考えている新人司法書士
司会:本日は、諸先輩方に司法書士業務の現在の状況と
将来に対する展望を本音で語っていただきたいと思います。
まずはA先生からお願いします。
A:不動産登記はもう駄目だね。
まず、家が建ってないでしょ?
どんどん家が建ってる時代はよかったんだけれど、
これだけ不況だと、家なんて買いやしないよ。
家買ってもらわなきゃ、登記の仕事なんてない。
B:商業登記もあんまりよくないね。
株式会社の役員変更なんか、2年に1回あったのに
経費削減だって、税理士が任期10年にしろって、
勧めるもんだから、少なくなってるよ。
せっかくの固定収入だったのにね。
C:簡易裁判所の代理権をいただいたわけですが、
そうそう裁判になる事件なんてあるものじゃなく、
まるで、示談屋みたいな仕事が多くて・・・
成年後見は需要はあるんですが、
一件一件、大変な事例が多くて、
そんなにたくさん受任するわけにも行かないですし・・
便利屋みたいなもんですよ
D:そこそこ、仕事はありますよ。
しかし、グレーゾーン金利がなくなると
過払い金がなくなるので、面倒な事件ばっかり
残ることになり、そうなったら債務整理はやめるよ。
司会:なんだか、暗い話ばかりですね?
専門学校で勉強していたときは
講師の先生が、司法書士は必ず需要があって、
そこそこ儲かると聞いていたんですが・・・
A:それは、バブル直後までの話だよ。
私なんか、事務所を開いた日にお客が3人も来たよ。
あの時代が懐かしいな。
B:そうそう、会社の登記も、有限会社が増資しなければ
ならなかった時があったでしょ。
あの時は、増資長者だったな~
D:何年か前から債務整理をやっている人は
過払い金返還で大分儲けたんじゃないかな?
今から参入しても、たぶんもう手遅れだけどね
C:私は儲けたことはありません。
裁判事務なんて昔はごみ仕事あつかいでしたから、
やる司法書士もすくなく、仕事自体はあったんですが・・
司会:新人司法書士として目指したほうがいい仕事は
なんでしょうか?
A:そもそも、新人の司法書士は登記ができるの?
この仕事は法律と通達と慣習でなりたってるんだから
経験がないとできないよ。
登記ができない司法書士がいるって笑われてるよ。
司会:そ、それを言われると・・・
確かに、補助者か勤務司法書士の経験がないと
登記は難しいかもしれませんね。
B:都会の勤務司法書士だと、登記の仕事をしていても
立会いばかりで申請書作ったことがない人も
いるそうじゃないか
C:新人ではなくても、私もめったに登記はしませんので
登記のやり方を忘れてしまうくらいでして・・・・
D:登記なんかできなくても、しばらくは債務整理で
食っていけるからそれでいいんじゃない?
食えなくなったらまた考えればいい。
司会:そ、そういわれましても、将来設計が必要なのでは・・・
B:司法書士の将来なんてないよ。
弁護士がどんどん増えて、
登記も弁護士がやるようになるんじゃない?
C:現在、弁護士数2万3千に対し、司法書士1万6千で、
人数は逆転したらしいです。
若い弁護士さんは簡裁の事件も扱ってるようですし・・・
D:おお、絶滅危惧種ですな~
20年もすると、法務局や裁判所の周りに
生存が確認されたとか話題になるかもな。
司会:そ、そんな自虐的な・・・・
A:そうだな、今から独立する新人司法書士に助言があるとすれば・・
司会:是非、お願いします。
A:やめとけ・・・・・
*この座談会はフィクションであり、事実とは異なります(たぶん)
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