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島田荘司『乱歩の幻影』
日下三蔵編『乱歩の幻影』(ちくま文庫、 1999 年)に収録。すっきりとした読後感。少年探偵団シリーズ以前の作品群から乱歩に対して忌避感をお持ちのかたにも、お薦めできる。
北村想『完全版 怪人二十面相・伝』(出版芸術社、 2002 年)
『怪人二十面相・伝』(新潮社、 1989 年)と『怪人二十面相・伝 青銅の魔人』(新潮社、 1991 年)を一冊としたもの。読む楽しみをくれる物語。
[蛇足]気になった点。( 1
)博物館の一件が起こった年。帰国する明智を待っている丈吉と小林君の会話の内容(ハチ公、天皇機関説)や丈吉の発言からは、舞台が昭和 10
年と伺えるが、博物館事件は「昭和 11
年」とある。これは「 10
年」であるべきではないだろうか。( 2
)丈吉。前編終盤で盲目となってしまっているが、後編では普通に文代を訪ね遺影に手を合わせている。奇跡的に回復したのか。以上、小生の読み方が雑であることに因るのかも知れない。
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