ラ ッ キ ー ☆ マ ン

ラ ッ キ ー ☆ マ ン

学校で



新井君と会いオススメされた小説を買い早速読みました。

一日で読み終えてしまうと

後の脱力感を味わってしまったり

後の楽しみがなくなってしまい無気力になってしまうので

明日に取っておこうと思いました…こう思うの私だけでしょうか?



そして今日、早速読みあげてしまいました。

この時ように昨日もう一つ興味深い本を買っておいて正解だったと思います。

新井君も「あ、それ面白そうな本ですね」と言っていた本だから楽しみだったのです…♪

早速読もうと思います!楽しみで昨日ちょっと読みそうになりました…(笑)

今テンション高いのはそのせいでしょう…

読もう…

と思ってたのですが…………。


「お姉ちゃん!!」


「…何ですか?」


さっさと用件を伝えていただかないと………。

私は時間を無駄にしたくないのです。しかも今とても楽しみにしていた本を寸止めされたのでね…ええ。怒ってますよ。

怒りが表情に浸透しないよう努力中です。


「あのね!!お願いがあるんだけど…」


「?」


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「どうしてこんな事に…なったのでしょう…か…」


「夏香ちゃ~ん!!ボールかして!!」


「ハァ…どうぞ…」


「夏香ちゃんって意外と運動できるんだね!!」


「流石花乃ちゃんの双子さんだ☆」


気易く夏香ちゃんとか呼ばないでほしいですね…

今やってるのはドッチボール。

簡単に人が足りないって事で誘われただけなんですが…

まぁ、あの子がただたんに委員の仕事か何かで来るまでってお願いされました。

私、馬鹿な事にOKしてしまったんですよ…本当に馬鹿!!!!!

あの子、あれからもう10分も待ってるのに来ませんし…


「夏香ちゃん!!ボール」


「あ"ーーー!!!!もぅ!!!本読ませて下さい!!!!!!」


バチィ!!!!


「キャーーーーー!!!」


「あ、花乃」


「お姉ちゃん、危ないじゃんか?!!」


「…貴方がかわりにやっといてって言うから私はかわりにやっただけですよ?
 知らないです。そんなの。私には私で邪魔されたくない事があるんです。
 その事を少し考えて下さい。断るつもりですが、貴方が来るまでの辛抱だと思ってたんですよ?
 …結局休み時間後5分で終わるじゃないですか…それなら最初から断っていて下さい…
 私の快楽の時間なんです。本の時間は。お願いですからそっとしておいて下さい。」


「お、お姉ちゃん…」


あの子は泣きそうな顔をしていました。

ですが、私は言い過ぎたとも思いません。ただ正理論を言わせていただいただけです。

知りません。そんなこと。

私、本気で怒ってるんですからね…

ですが、大人げなかったですね…


「ごめんね…」


「…すみません、気がカッとしていたもので…ですが、これからは邪魔しないで下さい」


「…うん!!」


あの子は笑顔を私に向けました。

別に笑顔でもなんでも嬉しくも胸糞悪くもないんですよ。

もう、疲れました…

次の授業、私は機嫌が悪かったせいか先生が何かに怯えていました。

表情を殺してるのですが、逆にそれが恐ろしかったのでしょう。

ええ。いつも本の事を考えてますからね。

ハァ…

本は後で読むとしましょう。





TO BE CONTINUE



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