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ねごろルーシーです。今日の日記は暗いので注意。主治医と相談した上で、今のところ、来春に大学を卒業したら就労移行支援事業所に行って自立のためのステップアップを積もうと考えています。父は「お前なら合ってる職種で就活すれば障害者福祉に頼らなくても就職できるはずだ」と言うんですけどね。私が"障害者"の括りに入ることを認められないのかもしれない。そして、福祉"ビジネス"として利益第一主義でやってる事業所なんかもあるらしいからしっかり見極めて選びたいところです。しかし、選んだ事業所がいくら素晴らしくてもそこで自分が"社会に必要とされる人材"になれないと企業は採ってくれないしそもそも障害者雇用は低賃金だから本当に自分が将来一人立ちできるのか不安です。ぎりぎり自活できる賃金をいただいても趣味にまわす余裕がなければただただ生きているだけという状態でこれから何十年も過ごすことになるでしょう。(雇っていただけるならそれだけでありがたいですけど)この本を読んで思ったのは、"障害者"の中でも発達障害は普通の人の普通の企業にとって一番めんどくさくて厄介な存在ということです。発達障害のある人の就活成功バイブル [ 小宮善継 ]無事に雇われても現場の普通の人たちにいじめられるかもしれません。兵庫労働局に障害者雇用で入った発達障害の人がいじめられた事件があるし、民間企業のものは明るみに出ないだけで掃いて捨てるほどそんな事件があるかも。何で私は"普通"になれないんだろう これからまだ長く人生が続くの怖いから明日車にひき殺されないかなといったような暗いことばかり毎日頭に浮かびます。とりあえず今は大学の卒論を無事に完成させないと。内定を得た大学の普通の女子学生たちが「30までに子供作れるかなあ」「専業主婦いいなあ」とか言うのを見るとその心が羨ましくなります。私は子供は一生ぜったい作らない考えを10年弱くらい貫いているので子供を欲しかる人がとても健康的に見えます。生きるって辛いことだらけだから新しい人生を歩む人を生産しようとは積極的には思えない。一人で静かに穏やかに暮らしたいものです。次回更新日:11月15日(火)
2016.11.13
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ルーシーです。自分とこの市の新聞に「障害者就労を学ぶ市民講座」の広告があったので聞きに行きました。”障害者”って表記してるから身体・知的・メンタル・発達のすべてを包括してるかなあって思った上で行ったのです。障害者支援施設、就労継続支援A・B型事業所、特別支援学校などの偉い人が6人くらいいてシンポジウム形式でした。で、実際は、身体・知的・メンタルがほとんどで”発達障害”のハの字も出ませんでした。この、知的に障害がない(IQ70以上)発達障害者の行き場がない感じ。だったらちゃんと「身体・知的・メンタルの障害者」って明示してよね!時間を損したなあ。あと、耳が腐るほど、支援、支援、って何回も聞いて支援という言葉に定型発達者の上から目線さを感じた。法的にも決まっている言葉だからどうしようもないけど。今回の市民講座とは関係ないけど、別の人の話で、発達障害が判明した東大卒の人が事業所でたい焼きを焼いてるっていう話を読んで、定型発達者が苦労しつつもゆっくりと適応する職場であろうとASDやADHDは自分自身にとっての適職を見つけられないと現代の資本主義社会に淘汰されていくのだなあと、何とも言えない気持ちになった。たぶん、ASDもADHDも活躍できる場が定型に比べるとピンポイントなのです。ピンポイントだからこそその適職を探すことも難しい。次回更新日:明日 10月28日(金)発達障害のある人の就活成功バイブル [ 小宮善継 ]
2016.10.27
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ねごろルーシーです。大学の図書館で発達障害に関連する本を3冊借りて読みました。実践的なマニュアル的な本を読んだほうが自分のためになりそうですが読んでいて面白いのは学術研究的な内容の本かな。研究を知ったところで自分の社会生活を改善することはできないけど。自閉症スペクトラムに絞った本はまた次の機会に紹介します。『よくわかる発達障害 LD・ADHD・高機能自閉症・アスペルガー症候群』やわらかアカデミズム・シリーズ. 小野次郎・上野一彦・藤田嗣道編. ミネルヴァ書房※画像のリンク先は最新の第2版のほう発達障害児を教育(療育?)する立場の人に向けて書かれた内容っぽいです。最初の章では発達障害の理解の手助けのために脳の各部位の機能や人間の情報処理についてに説明してあります。特別支援学校・クラスの歴史や現状についても説明があります。基本的には教育者が対象読者といった印象ですが当事者が読むにしても自分の脳のどの部位の働きが強い弱いんだろうって推測する手掛かりになります。『発達障害の素顔 脳の発達と視覚形成からのアプローチ』BLUE BACKS. 山口真美. 講談社.発達障害者の認知の特性とその過程を視覚中心に感覚・脳・顔認知・社会性などの側面から過去や自身の研究をもとに説明しています。「サリーとアンの課題」、「ネイボン課題」や「サッチャー錯視」などの有名どころな過去の研究がたくさん出ます。結構アカデミックな内容で、発達障害者自身が困り事のメカニズム(なぜそうなるのか)を知る手がかりになるかも。人の顔の区別が普通の人より難しい私には内容がぴったりだった。尤も、科学的な過程を知ることができるだけで社会生活で自分がどうすればいいのかまでは書いていませんので注意。『図解よくわかる大人の発達障害』発達障害を考える 心をつなぐ. 中山和彦, 小野和哉著. ナツメ社.発達障害といってもLDはコラム程度の少なさで、自閉症スペクトラムとADHDが対象のようです。18歳以上の当事者向けの実践的図鑑みたいな本です。家族や周りのサポート立場の人に向けて書かれた章もあります。ケーススタディ(社会のこういう場面でこうなったらどうしたらいい)とかこういうこと(身だしなみや振舞いなど)にこんなふうに気を付けようとかあります。この本の気になる点は、アスペルガー症候群の悪い特性が「積極・奇異型」に偏って書かれている気がするところ。アスペルガー症候群は普通の人と同じくらい個性に幅があって 大まかには 積極・奇異型(社交的で多弁。高慢で尊大に見える。他者としては最も不快) 孤立型(一人でいることを好む。他者と仲良くしたがらないように見える) 受動型(ほっといたら一人のまま。誰かに話しかけられると仲良くなれる。最も気付かれにくい) 大仰型(※これはよく知らない)だそうですけど、この本はそこまで反映されていない。(当てはまる型も一生続くのではなく、その人の経験と共に変化することがある)イラストたっぷりだけど必要以上に色の数を使っていないので読みやすい。2010年発行という内容の古さが難点。だって精神障害者手帳に関する記述が現行の法律とちょっと食い違ってるもん。第2版が発行されたら一家に一冊置きたいなあ。次回更新日:10月27日(木)
2016.10.25
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ねごろルーシーです。最近、広汎性発達障害をもつピアニスト・野田あすかさんについて知りました。彼女が作った曲の旋律はキラキラ輝いているように聞こえて優しい雰囲気です。個人的には『思いやりの風』という曲が好き。本人のHPで公開されています。CDも出しておられるようです。脳科学者が選んだやさしい気持ちになりたい時に聞く心がホッとするCDブック [ 中野信子 ]発達障害のピアニストからの手紙 [ 野田あすか ]彼女の過去の特番が某動画サイトにあげられているので観てみました。喜怒哀楽が素直に全身に出てきたりや喋りが舌足らずなのは広汎性発達障害ゆえのことだろうなあとわかります。しかし彼女のブログを読んでみると文章表現に違和感はあまりありません。動画のナレーションでも「得意不得意の差が激しい(中略)でも勉強がよくできた(以下略」と流れていましたし、国立の大学に進学した経歴をお持ちであることから、勉強の能力(努力するパワー含む)によるカモフラージュで22歳まで発達障害だと誰も気づかなかったのでしょう。やはり"書いて表現する"と"しゃべって表現する"は似て非なる能力なんだなあと思いました。書くのは時間をかけて何回も校正できるけどしゃべるのはその一瞬で出さないといけないですし。実際、私もブログの文章はおかしくないように書いているつもりですが話したりしゃべったりすると笑われたりバカにされたり意図が正しく伝えられないことが多々あります。中学~高校時代なんかは、同級生からしゃべり方を面白おかしく真似されていました。今でも祖父から「話し方がゆっくりで幼稚だから頭が悪そうに見える。ちゃんと話しなさい」と叱られます。かかりつけの精神科医にも自分の悩みや困りを上手く伝えられていない気がするし。野田あすかさんのインタビューでご本人が「私の言葉は誰も聞いてくれないけどピアノなら(みんな)聞いてくれる」的なことを仰ってたところでは激しく共感した。そうそう。誰も自分が話すことに真面目に向き合わないしそもそも自分で上手く伝えられている実感がないのよ。人間にしかできない喋る話す力は自分も人間なのにとても高度で難しいです。次回更新日:10月18日(火)
2016.10.17
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