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2008.07.21
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カテゴリ: カテゴリ未分類
堂々たる勝ち組み投資家になるために
-敗因の研究と、成功への処方箋-


第68回  「在庫」の動きに注目!…ソニー決算の見所
(2002年1月現在のコメントとなります。)


長期金利が上昇トレンド の気配…これは何を意味する?

 株式市場は引き続き方向感が見えづらい展開が続き、日経平均は1~1.1万円の
レンジの下限に張り付いています。そうした中で、円安トレンドが続いています。
 さらに、ここにきて注目されるのは長期金利の動きです。今年に入ってから上
昇傾向が見え始め、先週は1.47%と昨年9月の1.45%を上回ってきました。昨年4

債券売りが加速して2%まですぐにいってしまう可能性もあると思います。

 経済全般の在庫の動きから考えると、景気は回復局面入りを探り始めている段
階にあると私は認識しています。今回の長期金利の上昇(つまり、債券の下落)
についても、「日本売り」ではなくて、実は景気回復を先取りしたものではない
でしょうか。私はそう思います。


ソニー決算の真相

 先週末にソニーの10-12月期決算が発表されました。それについて、私の意見
を述べてみたいと思います。ただし、ソニーは私が好きな銘柄であり、自分の
ポートフォリオの中でも中心的な存在です。したがいまして、ややひいきめに意
見を書いてしまう面もあるかもしれませんが、最初からそのつもりでお読みくだ
さい。

 今回のソニーの決算で皆が注目するのは、ゲーム事業の好調さと円安メリット

円と過去2番目の水準です。まだ事業を立ち上げて1年9ヶ月であり、最初の設備
投資に関しての減価償却費がかなりかさんでいます。恐らく、それらを考慮して
キャッシュフローベースで考えると、ほぼ過去最高の水準になっているのではな
いてじょうか。
 また、円安メリットについては830億円あったとのことです。そうしたことか

→1590億円と増加しましたが、「円安メリット830億円を考えると、実質的には大
幅減益ではないか」という意見が結構多いです。

 しかし、私がもっと注目すべきだと思うのは、目に付きやすい「円安メリッ
ト」ではなくて、目に付きづらい「在庫」の動きです。
 今回、ソニーのエレクトロニクス部門の在庫は、前年に比較して9100億円
→6300億円と驚異的なまでに減らしました。今回は、おもにこの在庫削減を理由
とした原価率の悪化で、営業利益は800億円近く押し下げられました。
 関心のあるかたは、ソニーのホームページから決算説明会の様子をご覧になる
といいと思いますが、「これだけ在庫を減らしたのに、こけだけなぜ利益が上が
るのだ」という声がアナリストから上がっています。
 以上のことを全て考慮すると、実は、今回のソニーの決算は、過去最高に近い
内容といえるのではないかと私は思います。ちなみに、これまでの四半期決算の
最高は97年10-12月期でしたが、為替水準はこの時と今ではほとんど同じです。


日本全体、在庫調整がほぼ完了してきている

 さて、ここで私がいいたいのは、ソニーに象徴されるように、日本全体の在庫
調整がかなり進んでいるということです。 景気循環は、別名「在庫循環」と言わ
れるくらい在庫の影響を受けます

 企業が在庫調整に力を入れているときには、どうしても様々な形で損失も膨ら
み業績はより悪化します。しかし、在庫調整なんていつまでも続くものではあり
ません。来年度に入るころには、それはほぼ完了しているはずですが、そうなる
と、来期はその分収益が好転してくるはずです。在庫調整しなくて済むというだ
けでも、収益はかなり好転してくるはずです。そして、それが景気回復の明確な
サインとなってくる可能性が高いと思います。
在庫の動き というのは 地味で目立たないのです が、実は、 いろいろ重要な示唆
を与えてくれる
ものだと思います





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Last updated  2008.07.21 16:20:56
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