KINTYRE’S   DIARY~旧館

KINTYRE’S DIARY~旧館

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

kintyre

kintyre

Favorite Blog

第1587回totoGOAL New! 諸Qさん

「備中江原八景絵図… New! まちおこしおーさん

◎中古 ノートパソコ… New! natsumi_s_58さん

☆乃木坂46♪『久保史… New! ruzeru125さん

Blondie - FULL HD C… ken_wettonさん

Comments

人間辛抱 @ Re:仕事納め(12/29) どうもお久しぶりです。 新型コロナウイル…
背番号のないエース0829 @ ヒトラー 映画〈ジョジョ・ラビット〉に上記の内容…
collins1313 @ Re:私の好きな曲7、バグルスの「ラジオスターの悲劇」(06/05) 初めまして! 青春時代に聴いてまた最近ハ…
kintyre @ Re:映画『アメイジング・グレイス』を観て(03/27) >kaoritalyさん、こんばんは この映画…
2005.12.09
XML
カテゴリ: アメリカ映画
人気blogランキングへ

公式HP
上映時間:112分
監督:トッド・ウィリアムス
出演:キム・ベイシンガー(マリオン・コール)、ジェフ・ブリッジス(テッド・コール)、エディ・オヘア(ジョン・フォスター)、ルース・コール(エル・ファニング)、ミミ・ロジャース(イヴリン・ヴォ-ン)、ビジョウ・フィリップス(アリス)、ルイス・アルセーヤ(エドゥアルド・ゴメス)
【この映画について】
アメリカの現代文学の巨匠と言われるジョン・アーヴィングの「未亡人の一年」の一部を映画化した作品。「一部」と言うのは作品の前半部分を映画化し、後は映画用に脚本を書いて完成させたそうだ。私は原作を読んでいないので違いは分からないが、ジョン・アーヴィング本人がこのアイデアを気に入りトッド・ウィリアムスを監督に指名して完成させた。
ロケもアーヴィングゆかりの地であるロング・アイランド、ハンプトン、サガポナックという場所で撮影されたとのこと。そうしたこだわりをもって、キム・ベイシンガーとジェフ・ブリッジスという演技派の俳優を配して見事な作品となっている。
【ストーリー(ネタバレなし)】
児童文学作家としての地位を築いているテッドとマリアンは、4歳の一人娘ルースと子守役のアリスと生活をしている。だが夫婦には数年前のある事件がトラウマとなって、特に、マリアンに重くそのことがのしかかっている。
テッドも表向きは明るく振舞っているが内心ではあの事件を忘れられないで居る。すっかり気持ちを閉ざしてしまっているマリアンに対して、テッドは普段の住まいである湖を見下ろす豪邸ではなく街中にアパートメントを借りて一日交代で住んで別居してみてはと提案する。
奇妙な提案を受け入れたマリアンに対して、テッドはその夏の間に助手として自分の出身校の在校生を雇うことにする。作家志望のエディ・オヘアという青年で車の運転が出来ると聞いて雇うことに。そのエディを迎えに近くの港へ行くマリアン。ピンクのカーディガンを纏うマリオンの迎えを心ときめきながら受け入れるエディ。だが家に着いたと同時にマリアンは、ダウンタウンの家へと向かい複雑な家庭を垣間見観たエディ。

マリオンの町の家を訪れたエディだったがあいにく本人には会えず。そこでピンクのカーディガンを見つめる若い青年のエディ。町中をファストフードを食べながら歩いていると、偶然にもマリアンと遭遇した。彼女はエディが簡単な食事しかしていないことを察して、近日中に夕食にと誘うがマリアンは既に彼の気持ちが自分に傾いていることを察していた。
誘われた夕食のレストランでマリアンはエディに思わぬことを告白する。それは自分がルースを生んだのは間違いだったと言うこと。思わぬ告白を受けて戸惑うエディ。そしてその夜エディがまだ童貞だと察したマリアンはベッドに誘い結ばれる。マリアンはエディが自慰をしている所を過去に目撃していたので、自分へ心があることを逆に嬉しく思いエディを受け入れたのだった。
一方でテッドはヴォーン夫人との情事や酒に溺れるようになり、エディとマリアンとの関係を察しながらも咎めるようなことはしなかった。だがある晩部屋に鍵をかけないで情事に耽っていた二人は、寝つきの悪かったルースに見つかってしまう。それも二人が後ろから絡んでいる姿を見てルースはショックを受け大声を上げて泣いてしまう。
そんな或る日、家の廊下に飾ってあった写真を落とし手を切って大怪我をしたルースが病院に運ばれる。ルースにとっても家族にとっても大事だった写真。ルースはその夜になって泣き止まず、テッドが慰めるが母を呼んでと叫ぶだけ。テッドが慌てて町に住む妻に電話をして来て貰って何とかルースは落ち着きを取り戻していく。だがマリアンはこの件をきっかけに、もうこれ以上自分が母親役をこなすことは出来ないと自覚する。
テッドはヴォ-ン夫人との関係を清算しようと、エディの運転で家に向うがそこでは既に様子を察していたヴォーン夫人がある行動に出ていて庭師のエドゥアルドも困惑するだけだった。
エディはテッドがヴォーン夫人の件でオロオロしている間に、マリアンから頼まれていた用事を終えるために町に向っていた。その間にもテッドは修羅場を迎えているのだが...エディの車は見当たらない。
ヴォーン夫人との別れ、マリアンの代わりの母親役は出来ないとノイローゼ状態になったアリスは出て行く。
さあ、コール一家はバラバラになっていくのだったが、その原因は数年前の
あの事件はきっかけだった。エディは前にマリアンにその件について尋ねたが、そのことを切り出すと同時に彼女の表情は凍てつき押し黙ってしまった。一体その事件の真相は...或る日の夜、テッドは寝ていたエディを起こして語るのだったが、その恐るべき出来事とは...。
ここから先はストーリーの核心なのでここまでです。さてこれからラストまでのポイントはテッドとマリアンの関係は修復出来るのか?マリアンは何故そこまで心を閉ざすのか?一体事件の真相とは?作家志望のエディはここで何を得たのか?ヴォ-ン夫人との関係は清算できたか?テッドとマリアン夫妻のその後はどうなる?
こうした点に注目して映画館かDVDでご覧下さい。
【鑑賞後の感想】

心を閉ざした人妻に対してエディの存在がやがて彼女の心を解きほぐしていく。その過程でエディは彼女を魅力的な成熟した女性として性的な対象として、その思いを我慢できなくなる。彼女も最初は若者のそうした性的欲求を発散している場面に遭遇しドキドキするが、自分が求められていると知り直ぐに気持ちを取り戻す。
結局は、エディの童貞を奪い彼との60回を越すひと夏の情事は、その後の人生においてエディの中でも大きな位置を占めるようになるだろう。
テッド、マリアンのコール夫妻にとって子供を失った原因が自分達にあることでその事実を乗り越えることは難しかった。平静を装って生活をするテッドにしても、ヴォーン夫人をモデルと称して裸婦像を描いたりしているところを見ると彼にも重圧として心に傷を負っているのだろう。
余談だが、ヴォーン夫人を演じるミミ・ロジャースは元トム・クルーズ夫人だが、彼女の全裸シーンは出てくるがお世辞にも見事な肢体とは言えない。その後、N・キッドマンやケイティ・ホームズの若い肉体に走った?のも理解出来るような気がした。あ、でもこれはあくまでも男の勝手な想像なので、トム・クルーズを傷つける積りはないしセクハラと見ないで下さい。酒場での話の延長線上だと思ってください。真剣にコメントされても困りますから。
役者の面で書けばキム・ベイシンガーの演技は良かったし、ジェフ・ブリッジスも同様です。子役のエル・ファニングちゃんは姉のダコタちゃんと比較すると、「I AM SAM」の時ほどの衝撃は無かったがそれはダコタちゃんの存在があるからで充分合格点(大きな花マル)は与えていいでしょう。
【自己採点】(10点満点)
8点

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
自己PRコーナー
去りゆく秋の 明治神宮外苑の黄葉に染まった銀杏並木の写真 をご覧下さい。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.01.03 16:34:31
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: