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2008.03.03
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カテゴリ: アメリカ映画
18.アメリカン・ギャングスター

■製作年・国:2007年、アメリカ
■上映時間:157分
■日本語字幕:松浦美奈
■鑑賞日:2月10日、渋東シネタワー(渋谷)
■公式HP: ここをクリックしてください
アメリカン・ギャングスター.jpg
□監督・製作: リドリー・スコット
□脚本・製作総指揮:スティーヴン・ザイリアン
□製作:ブライアン・グレイザー
□製作総指揮:ニコラス・ピレッジ、ブランコ・ラスティグ、ジム・ウィテカー、マイケル・コスティガン
□撮影監督:ハリス・サヴィデス
□編集:ピエトロ・スカリア
□衣装デザイン:ジャンティ・イェーツ
□美術:アーサー・マックス
□製作補:ジョナサン・フィレイ
□音楽:マーク・ストライテンフェルド
キャスト


デンゼル・ワシントン (フランク・ルーカス)ギャングの運転手からハーレムの麻薬王の座へ登りつめた実在の人物
◆ ラッセル・クロウ (リッチー・ロバーツ)エセックス郡麻薬捜査班のチーフとしてフランク・ルーカスの検挙に尽力する
◆キウェテル・イジョフォー(ヒューイ・ルーカス)フランクの弟で麻薬ビジネスの深みにはまってしまう
◆キューバ・グッディングJr.(ニッキー・バーンズ)フランクをライバル視するハーレムのギャング
◆ジョシュ・ブローリン(トルーポ刑事)NYPD特捜班の悪徳刑事グループの親玉としてフランク、リッチーの双方と対立する
◆テッド・レヴィン(ルー・トバック地方検事)エセックス郡麻薬捜査班を組織する地方検事
◆アーマンド・アサンテ(ドミニク・カッターノ)フランクと組んで独自の麻薬のルート開拓に力を貸すマフィアのドン
◆ジョン・オーティス(ハヴィエル・リヴェラ)リッチーのパートナーだが麻薬に溺れてしまう
◆ジョン・ホークス(フレディ・スピアマン)エセックス郡麻薬捜査班でリッチーの部下となる
◆RZA/ロバート・ディックス(モーゼス・ジョーンズ)スピアマンの推薦で麻薬捜査班に加わる
◆ルビー・ディー(ママ・ルーカス)フランク一家の母
◆コモン(ターナー・ルーカス)フランクの弟の一人
◆ライマリ・ナダル(エヴァ)フランクの妻となるミス・プエルトリコ


【この映画について】
アカデミー賞に輝いたデンゼル・ワシントンとラッセル・クロウ の二人をフィーチャーした、 巨匠リドリー・スコットがメガホンを取った作品。
舞台は1970年代の初期のNYで、二人のスターは 実在の人物を演じた。 ハーレムを仕切る闇のボスに運転手として仕えてきて、 ボスの死後に麻薬密輸計画で大もうけ をしてフランク。フランクが流通させる 麻薬撲滅に執念を燃やすリッチー。
住む世界こそ違う二人が、お互いの意地とプライドを掛けて戦う。お互いの性格は一見すると正反対に見えるが、 自分をアピールすることにかけてはお互いが強い意志 を持っている。その 二人が交わる後半のシーンはこの映画の最大の見所 である。
【ストーリー】(一部ネタばれあり)
1968年、 フランク・ルーカスは長年仕えたハーレムの黒人ギャングのボスの死後、 独自の麻薬 「ブルー・マジック」の流通ビジネスを展開する。 生産地であるベトナムやタイ などの 東南アジアから直送させる大胆な取引だ。
やがて大物マフィアをも出し抜く成功を手にするが、 目立たないことを信条にする彼の素顔はベールに包まれたままだった。

一方、汚職がはびこる警察組織の中で 正義を貫こうとする刑事リッチー・ロバーツ は新設された 麻薬捜査チームのリーダーに任命 され、ドラッグ市場を牛耳る謎の人物に迫って行くのだった。
リッチーは警察にはびこる 汚職に手を染めない刑事 として、 同僚からは「白い目」で見られる存在 だった。
そのリッチーの心の拠り所は夜学に通って 法律の勉強をして司法試験に合格すること だった。

ここからネタバレに注意!!


「ブルー・マジック」は安価で好品質という噂があっという間に広がり、フランクのビジネスは軌道に乗り 故郷へ凱旋し、 久し振りに母と再会し弟達をNY近郊に呼び寄せ販路を広げた。

「ブルー・マジック」の供給元を特定する捜査 が始まった。

フランクは私生活では常に慎重だったが、 ボクシングの試合会場で警察にマークされてしまう。 フランクはその頃、ベトナム戦争が終結に向っていることで 米軍が撤退すれば輸送ルートを絶たれることから危機感を持っていた。

リッチーらの執念の捜査で フランクの素性と搬送ルートを特定した警察 は、輸送機が到着する空港へと向った。 予感は的中しさらに集合住宅内の加工工場を急襲し、派手な銃撃戦の末に押さえることに成功した。
日曜礼拝に出かけていた教会で母と妻の前で逮捕 される。

リッチーの取調べで、フランクは 関与してきた麻薬ビジネスの全てを白状するという司法取引に応じた。 こうして警察を巻き込んだNY最大の汚職は発覚し、 70年の刑から15年に短縮され1991年に出所した。

逮捕されてから、リッチーとフランクの関係はどうなったのだろうか?そこの部分だけは映画館かDVD発売時にご確認下さい。
【鑑賞後の感想】
デンゼル・ワシントンとラッセル・クロウの大物スターが共演 となると、それだけでワクワクしてみてしまいたくなる。
スクリーンでストーリーを追っていても、 二人が同じ画面に何時になったら登場するの?って思いながらも見続けていた。 そうしたハリウッドの戦略?にまんまと乗せられた私ですが、その 二人だけのシーンは後半のエンディングに近い場面で実現!

だだっ広い取調室で リッチーがフランクの事情聴取をし、司法取引を実現させて取引の全容を告白させるシーン だ。このシーンには勿論セリフが脚本で用意されていたのだろうが、そうした作られたセリフというより 二人のアドリブがかなり入っていたのではと感じた。
このシーンを観ただけでこの映画のストーリーが分かってしまうのだが、やはり、黒人が麻薬界のボスに君臨するようになる過程もしっかりと描いていた。そこに フランク自身の家庭事情や育った環境 が入り込み、更には、 アメリカの社会情勢までを盛り込んだストーリーは、複雑に入り組みながらも分かりやすかった。

最後に、NY警察の縄張り意識は日本でも県警の縄張り意識は強いがあちらも似ている。更に、NYではアメリカらしく麻薬組織と警察が密接な関係にあるのもここでは描かれていた。

ネタばれになるのでラストは書けませんが、この最後のオチもアメリカらしかったです。
【自己採点】(100点満点)
82点。 ドラッグを供給する側は、需要がある限り供給を続けるのでしょう。そのボスが誰であっても...。そんな印象を持ったラスト・シーンでした。

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Last updated  2008.03.19 21:34:05
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