向島百花園は大名庭園や富豪のお邸庭園ではない。この辺りのご近所の粋人が、周りの文人墨客と語らって造った庭であるそうだ。出来上がったのは文化文政の頃だというから、もう200年位も前の話だ。
入口で入園料150円(廉い!)を払って、今見頃の花は?と訊ねると、「萩はもう花が終わってしまったし、そう云えば御成座敷の脇のバショウが花をつけているし、コフクザクラ(子福桜と書く)も咲いていましたっけ。」といささか気の毒そうな返事が返ってきた。園内には萩のトンネルというくぐり抜けがあって、花の頃は大いに人気を集めるらしい。
庭園の中、御成座敷に近いところに水琴窟を見つけた。