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これはあくまで実験装置ですから、何が有っても安全側にマージンを十分取って
ありますから、言わば遊園地のアトラクション的な気持ちで参加できます。
これは地下街につながる階段に浸水した時の状況を再現する装置です。幅はおよ
そ1mくらいの階段で、両側に手すりが有ります。
ポンプで水をくみ上げ、一気に階段上部から流します。階段の一番上で水深30
cmです。安全対策上今回はこの水量で実験です。この水量の場合、流速は階段下
部で、およそ秒速12mありますから結構早い流れです。成人男性ならほぼ問題なく
昇降することが可能ですが、転倒したりすると確実に流されますから、「ふざけないで
手すりをしっかり持って昇降してください」との注意が有りました。体験したところ、両手
の手すりは絶対必要です。
また、地下街等で浸水が始まるときわめて短時間で、人の行動が困難になる状況まで
水没してしまう事も理解できます。地下街の入り口は複数ありまた、階段の幅も相当広
いですからね。

次はドアの浸水状態での開閉、地下室のドア前に浸水して脱出可能か?ということを
体験できます。水深30cmくらいまでなら成人男性は何とか開けられますが、40cm
を超えると、開閉がきわめて困難です。50cmになるとまず開けられません。

ドアの反対側です。

次は、車がアンダーパスなどで浸水した時の状況を再現したもので、水深は50cmです。
中に乗って、ドアを開けましたが「手足を使い踏ん張って何とか開く」というレベルです。
もっと水深が有ったり、大きいドアの普通車では開閉は不可能でしょう。また、最近の
車は電動パワーウインドウが多いですから、電装系がやられたら窓も開きませんから
大変です。

これらは都市型災害と呼ばれる状況下で起こる事を体験する事が出来ましたが、「もし
この様な状況に陥ったらどうしたらよいか?」との質問に「この様な被害状況が想定され
る場所には近づかない事が第一、また、異変に気づいたら躊躇する事なく避難行動を取
る事、一瞬の判断の遅れが死につながります」との事でした。