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石狩振興局の食育担当です
9月23日(火、祝)、かでる2.7(札幌市)で食育フォーラムを開催しました
現在、国内では肥満や生活習慣病の増加、過度の痩身や朝食欠食など、子どもから大人まで、食に関することが大きな問題となっています
このため、子どもや家族、ご自身の食について考えていただくきっかけ、さらに、食育の理解醸成と北海道産農産物の地産地消を促進することを目的として開催しました
はじめに「 これからの食について~スローフードの視点から ~」と題して、スローフード・フレンズ北海道事務局長イラストレーター・絵本作家 すずきもも 様からご講演頂きました。
「スローフードとは、毎日の食生活を見直すことであり、私たちの食が、どこで作られどこから来たのか『お皿の外』を考えることであり、『ごはんのことから考える環境運動』である。」ことや「自分で作ったものを家族が食べ、食べる喜びを共有すること。」などのお話がありました。
また、「大人が子どものごはんをしっかり考えないといけない。大人が、ごはんのもと(食材など)がどこから来たのかを振り返る必要がある。」と話されたほか、「味の箱舟」に認定された道産野菜の「八列とうもろこし」、「札幌黄」(たまねぎ)、「まさかりかぼちゃ」などの紹介をされました。
次に「 心と、身体(からだ)とごはんの話 」と題して、NPO法人北海道食の自給ネットワーク事務局長北海道食育コーディネーター 大熊久美子 様からご講演頂きました。
朝食の大切さについて、「朝ごはんを食べないと、昼食までは体は動かせても、脳には栄養であるブドウ糖が行き渡らず『ガス欠状態』になる。」、また、「朝ごはんを食べないことは、噛まない状態で学校に行くという問題もある。噛まないことにより唾液が出ず、常に口が乾いたドライマウス状態になってしまう。噛むことにより唾液が出て、食べたものの消化吸収が進み、内臓も働く。
さらに、噛むことにより、脳の活性化と精神の安定にもつながる。」とのことから、「朝ごはんは、ただ食べるだけではなく、よく噛んで食べることが大切である。」ことなど、朝食の重要性を話されました。
また、「ごはんは心を育てる」ことについて、「子どもの心に残る食事は、ごはんの中身よりも、そのときごはんを作ってくれた親の情景やみんなで食べたときの情景である。」ことなどから、「毎日のごはんをすべて手作りすることは難しいが、せめて軸足は子どもと自分のために置いてほしい。」と話されました。
最後に「 いしかりの地産地消と食育について 」と題して江別市の農業者 山本宏 様に講演頂きました。
山本様が行っている田植・稲刈り体験について、田植や稲刈り以外にトラクターやコンバインに乗ったり田んぼでカエルと戯れる体験を行うなど、「子ども達に、『楽しかった』、『おもしろかった』と感じてもらえる体験にして行きたい。」と話されました。
また、子ども達からの感想文を毎年読むにつれて山本様の御家族の理解も進んでいることや、様々な活動の様子などをユーモアを交えながら話して頂きました。
フォーラム終了後、出席者から提出して頂いたアンケートでは、大変ご好評をいただきました
また、今後についても国・道に対し、講演や農業体験の実施希望がありました
出席者の皆さんご出席ありがとうございました
食育の輪を更に広げて頂ければ幸いです
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