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11月は履修している2つの講義、「メディア論」と「社会変化と教育」の授業が終わり、課題レポートの提出や12月に行われる最終試験に向けての準備期間に入りました。
課題レポートや最終試験では知識を問われる問題はほとんどなく、一つの事象について事実や知識を基に深く追求していく形式が一般的です。これは予習や授業の段階で知識があることが前提で講義が進められることが多く、知識が問われることが多い日本の教育スタイルとの違いを実感しました。
日本では2020年から新たに導入される小学校や中学校の教育カリキュラムにおいて「論理的思考力」を重視するようなカリキュラム編成になっています。これからは知識だけでなく、思考力が重視される教育が行われていきますが、ノルウェーに比べると、日本ではまだ個人の考え方や思考力を問われる機会が少ないように感じました。
「社会変化と教育」の課題では教育格差についてレポートにまとめました。日本では、地域間や経済格差による教育格差が生まれており、特に北海道では札幌などの都市圏と地方、あるいは北海道と本州の大都市間での機会の不平等が生まれています。
例えば、高校生が進路選択の際、都市圏に住んでいればオープンキャンパスや受験の選択肢が多く与えられている一方で、地方の高校生であれば受験や一人暮らしが経済的な負担になることがあり、機会の平等が完全に保障されている状況とは言えません。
しかしノルウェーでは小学校から大学院まで学費が無料であり、ノルウェーの大学生は国から奨学金を受けられるという特徴があります。その奨学金は全額が貸し付けではなく、奨学金のうち4割が給付、6割が貸し付けとなっており、全額返還する必要がありません。学費の無償化や、奨学金の給付などの国の制度よってノルウェーでは教育の不平等の是正に向けて取り組んでいます。
【アンバサダー活動】
先月も紹介しましたが、ベルゲン大学の日本語学科の学生の日本語会話を手伝うボランティアに取り組んでいます。前回は大きなイベントの様子をお伝えしましたが、今回は主に、普段の授業の様子についてお伝えします。他の日本人留学生とともに、週に1回会話クラスに参加し、ノルウェー人学生と会話をしながら、コミュニケーションを取りつつ、日本の魅力を紹介しています。
授業の前半にはフリートークの時間があり、その中で北海道の魅力を紹介しています。この会話クラスを受講しているノルウェー人学生は全員来年の3月から日本へ留学します。ほとんどの学生が関東や関西の大学に留学しますが、留学の長期休暇を利用して北海道に行ってみたいと言っている学生も多いです。北海道はベルゲンと気候や食文化、都市と自然がバランスよく過ごしやすいことなど共通していることが多く、航空券も安く手に入れることができるなど、北海道の魅力を伝えています。
残り2ヶ月を切りましたが、引き続き応援よろしくお願いします。
毎年12月10日~16日は「北朝鮮人権… 2023.12.06
【マサチューセッツ通信Vol.32】~北海道に… 2023.11.27
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