2014.03.24
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カテゴリ: ローカルニュース
まち楽ブログ「身延Life」の編集長のアマです。
今日は、甲斐黄金村・湯之奥金山博物館の記事を紹介します。



 2月の大雪の時も「学校休みだから」と言っては雪かきを手伝いにきてくれたりと、ちょいちょい来てくれていた子です。
 時の流れって、毎日学校でいろんなことを学び、体験して、1年後にはまた学年が一つ進む。そんな環境の中の子供たちにとっては、“学年が一つ進む”という事象が時間を具現化していると思います。逆に、ある程度、大人になると、社会に出て、就職して、同じ場所で仕事をして、という大きな環境の中では、子供たちに比べて時間の流れを感じ取りにくい気がします。もちろん、とらえ方を違えればその変化は大人だって目まぐるしいわけですが。

 毎日毎日忙しく、時間がなくて予定していた仕事がやりきれない、という感覚に追われていたとしても、それは“時間がアッという間に過ぎてしまう”という印象であって、子供たちのように“自身の成長”を実感するという種類の時間の流れではないような気がします。博物館に小さいころから遊びに来てくれる子供たちの姿を見ていると特にそんなふうに感じます。そうそう、大人の場合は“成長”ではなく「また一つ年を取った」という“老化”という部類の時間経過でしょうか。

 博物館は開館以来ずっとここにあって、多少のメンバーチェンジはあっても、彼らにとっては、気が向いたときにやってくればそこにはいつでも顔なじみのスタッフがいて、雑談して、思い思いの時間を過ごしたら帰っていく。だからこそ「昔に比べたらずいぶんと大人になったねえ」「悪ガキだったのにいい子になったな」と、感じたりするわけです。気分は親と一緒。卒業式、入学式という節目はひとしお感慨深く、成長と同時に、巣立っていく離れていく感覚を感じずにはいられませんが、願うのは、博物館はいつもここにあるから、いつでも気が向いたら遊びにおいで、ということ。子供たちにとってだけでなく、大人にとってもそんな施設であり続けたいものです。

 そんなことで、あと数日で新年度、多くの人が4月からまた新たなステージで活躍する季節でもあります。博物館では、看板スタッフの一人K君が別の部署へと移ります。博物館に配属されてから3年間、あらゆる面において頑張ったK君。大きな体で意外に体調を崩しやすいという弱点も持ちつつ、スポーツ好きだけど山嫌いのK君、登山道を豪快に崩しながら華麗なターンを決めた姿が昨日のことのようです。Aリーダーとペア“チーム大体”が解散になってしまいます。そして“博物館のダブルK”も解散。ちょうど3年ということで、中学校や高校の卒業にイメージが重なります。見送る先生のような気持ちですが、知らず知らずのうちに彼から教わったり影響を受けたりしたことも数えきれません。芯をしっかり持った“オトコマエ”な男・K君。持ち前の明るさで独自路線を開拓し、新たな部署でも皆の笑顔を引き出しながら大活躍するものと思いますが、くれぐれも風邪ひきだけは気を付けて。喉が痛くなったら即注意。
 そんなことで顔なじみの皆さん、“博物館のK君”に会いにくるチャンスは今週末です。遊びに来てね!

こちらの記事は、 博物館日記 から転載しました。





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最終更新日  2014.03.24 18:30:15

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