2011年04月05日
XML
カテゴリ: 登山・散歩


桜が満開です。震災の影響で今年のお花見は自粛傾向にありますが、今回は地味ぃに市街地東部を流れる川、吉田川(きったがわ)の上流から下流まで散歩し、紹介します。

まずは吉田川の源流のひとつと言われる「中池」にやって来ました。

釣り人がいる辺りが吉田川の源流っぽいですね。
中池

そこから池を臨みました。
中池2

中池については1つ前の「Mr.ポリス」さんが詳しく紹介していますのでそちらをご覧ください。→ 「中池で自然満喫」


では、下流へ向かってスタートです。
中池3

川は農免道路をくぐって、吉田沖と呼ばれる広大な田園地帯に突入します。
ここの橋の名は「池下橋」。中池の下にあるからでしょうか。私は子どもの頃からよく通っていましたが、今まで知らず。散歩するといろんな発見がありますね。
池下橋

しばらく歩くと田んぼのど真んなかに「吉田川」の表示看板が。
見ると「YOSHIDA」の文字に白塗りが。むむ、この川の名は「KITTAGAWA」のハズ。地元のうちらは、みんなそう呼んでいますし、かつてこの辺りは「吉田村(きったむら)」でした。愛吉田川精神あふれるどなたかが消してくれたのでしょうか。
KITTAGAWA

川は、南下してカーブを描き、円保公園の横を通過して、西本郷から流れてきた「ホタル川」と合流します。
田植えに利用されて茶色くなった水ときれいな水がここで交わる光景を見られるときがあります。
今回は残念ながら1色でしたけどね。
山王川

川は本町通りの「吉田橋」をくぐって、いよいよ「飛騨・美濃さくら33選」にも選ばれている、「吉田川の桜」の登場です。
吉田橋

地元の保存会「桜鯉育会」さんのご尽力で、桜のシーズン中はぼんぼりがつけられ、ほのかな灯りに照らされた夜桜はとても幻想的です。
夜桜

子どもの頃から慣れ親しんでいる私にとっては、ほかのどんな桜の名所よりもこの夜桜が日本一。この夜桜の下を歩くと、とても落ち着き、春を実感します。


吉田川の桜は、別名「七右衛門桜」と呼ばれ、昭和11年に豪雨で吉田川の堤防が決壊した大災害の修復完成記念に、在住の小島七右衛門さんが両岸に150本のソメイヨシノを植えたのが始まりとされています。と、この説明は「ぶうめらん」の最新号から拝借。今回は関の桜の特集が載っています。
旭ヶ丘小学校北の「雲雀橋」付近には、「七右エ門桜の碑」があります。
碑

この碑から対岸に見えるのが旭ヶ丘小学校の体育館です。
旭小
かつて市民会館として国体では天皇陛下をお迎えし、私も入学式や卒業式などでお世話になった母校の体育館は、この春に新1年生を迎えるのを最後に役目を終え、新しい体育館に建て替えとなるそうです。みんなの思い出がたくさん詰まった体育館、長い間お疲れさまでした。


長くなってきたので、これからは駆け足でまいりましょう。

「天王橋」。
天王橋
ここは上流を見ても下流を見ても美しい桜がゆっくり見られる場所。そばにある焼き肉店の「明美」さんでは、毎年花見客の宴が開かれています。

「出雲橋」、「朝日橋」を越えると、「大門橋」に到着。ここには、架け替えられえる以前の橋名板や昔の街道の道しるべが残っています。
大門橋

長良川鉄道の鉄橋を過ぎると「猿橋」に到着。
ながてつ

ここから先は、再び桜並木が続きます。こちらも地元の皆さんが桜を守ってくださっています。
川端町
毎年ここにもぼんぼりがつけられるのですが、今年は自粛されたのでしょうか。

川は「新桜橋」をくぐると、いよいよ国道248号線の「石打橋」へ。
新桜橋
残りわずか、川幅もだいぶ広くなりました。
石打橋


そして、花火大会でおなじみの「稲口橋」をくぐると終点の「津保川」と合流し、ゴール。
稲口橋って津保川と吉田川の2つの川にまたがっていたんですね。これもささやかですが新たな発見でした。
稲口橋

来年の春は、関川をブラワオガ。それでは皆さん、ごきげんよう。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2011年04月05日 15時56分47秒
[登山・散歩] カテゴリの最新記事

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: